13日にCS開幕、優勝チームの“本音”を真中満氏が明かす 勝ち抜く秘訣も

広島は7ゲーム差を付け優勝「勝たなくちゃいけない、という雰囲気に」
13日からいよいよクライマックスシリーズ(CS)が開幕する。ヤクルトの指揮官として2015年のペナントレースで優勝、CSも勝ち抜き、チームを日本シリーズに導いた真中満氏に短期決戦を勝ち抜くための秘訣を聞いた。
真中氏が指揮官として勝ち抜いた2015年のペナントレースは、巨人、阪神と接戦だったためCSを戦う上でプレッシャーはなかったと振り返る。
「接戦で優勝したので、勝てればラッキーくらいの気持ちで戦っていました。ペナントを獲れたので、日本シリーズ獲れたらラッキーくらいのつもりでした。優勝したけれど、チャレンジャーの気持ちだったので、苦しさは感じなかったです」
一方、今シーズンのセ・リーグは広島が2位ヤクルトに7ゲーム差をつけて優勝しているため、状況が違う。
「かなりゲーム差が開いて優勝した場合、『勝たなくちゃいけない』という雰囲気になるので、プレッシャーがあると思います。更にヤクルトとは対戦成績も広島が大きく勝ち越している。そういった状況も『勝って当たり前』というプレッシャーになり、やりづらさがあると思います」
クライマックスシリーズを指揮した経験から、短期決戦ではデータよりも現場の感覚を重視するべきだと真中氏は語る。