野球の「知りたい」がここに。ベースボール専門メディア

Full-Count

【日本S】圧巻6連続盗塁阻止で育成初MVP “名付け親”が記す「甲斐キャノン」の由来

文句なしのMVP受賞だった。ソフトバンクの甲斐拓也捕手が、日本シリーズ史上初となる育成選手出身で、シリーズ最高殊勲選手に輝いた。第1戦から2年連続日本一が決まった3日の第6戦まで、驚異の6連続盗塁阻止。広島が武器とする機動力を完璧に封じ込め、チームを2年連続の頂点に導いた。

ソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】

守備で手にした日本シリーズMVP、「甲斐キャノン」の“誕生秘話”

 文句なしのMVP受賞だった。ソフトバンクの甲斐拓也捕手が、日本シリーズ史上初となる育成選手出身で、シリーズ最高殊勲選手に輝いた。第1戦から2年連続日本一が決まった3日の第6戦まで、驚異の6連続盗塁阻止。広島が武器とする機動力を完璧に封じ込め、チームを2年連続の頂点に導いた。

【PR】2018年のNPB&MLBを「DAZN」でプレイバック! ”初月無料キャンペーン”実施中、充実のスポーツコンテンツ

 第1戦の9回に代走・上本が仕掛けた盗塁を阻止すると、そこから刺し続けた。第2戦は鈴木、第3戦では田中、そして第4戦では安部。第6戦では初回に田中の盗塁を阻止し、2回には安部も刺して6連続盗塁阻止。日本シリーズ新記録を樹立した。シリーズでの打撃成績は14打数2安打で打率.143。シリーズMVP獲得者の中で最少安打、最低打率と、まさに守備で手にした栄冠だった。

 歓喜の胴上げ後に、MVPとしてインタビューを受けた甲斐は「機動力は使ってくると準備していた結果です。自分1人の力だけでは取れなかった。監督やコーチの力もありますし、投手の力もあってのことなので、感謝したいと思います」と語り、宿舎に戻った後の会見では「まだまだ力不足なところはたくさんある。もっともっと勉強して投手をリードできるように力をつけていきたいです」と言った。謙虚で、かつ貪欲。これが育成選手から這い上がってきた男の真骨頂である。

“甲斐キャノン”。この日本シリーズの活躍で、一躍脚光を浴び、すっかり全国区となったが、いつから、そう呼ぶようになったのだろうか。記憶と過去の記事を遡ってみると、2017年6月28日に初めて“甲斐キャノン”のフレーズを記した。甲斐のスローイングを安定させる“一工夫”に迫ったのだが、その時に初めて“甲斐キャノン”と使った。

人気記事ランキング

  • 「NO BASEBALL, NO LIFE.」 ×「Full-Count」