野球の「知りたい」がここに。ベースボール専門メディア

Full-Count

溢れるヤクルト愛…ギター番長・古市コータロー氏が語る「ヤクルト=Mod説」

ヤクルトを1970年代から応援し続ける筋金入りのファンがいる。キャリア30年を超えるバンド「ザ・コレクターズ」のギタリスト、古市コータロー氏だ。日本を代表するモッズバンドのギター番長が、日本で唯一“モッズ魂”を感じる球団だと語るヤクルト。第1弾はヤクルトの話はもちろん、”世界の王”との秘話も飛び出した。

古市コータロー氏
古市コータロー氏

目白の自宅も来たことも…王氏にまつわる衝撃秘話

古市「そう。あと小学校3年生だったかな、長嶋が引退する前に後楽園球場に連れてってもらったのもよく覚えてますね。誕生日に連れてってもらって、王さんがホームラン打って、誕生日を祝ってもらいましたね。長嶋(茂雄)引退試合もテレビで見てた。あの日はダブルヘッダーで消化試合だったんだよね」

MOBY「中日の優勝が決まってましたからね」

古市「テレビ見ながら『わざと打たせたよね』って言ったら、親父が「なあ、間違いねーだろな」って感じの会話してましたね(笑)。その時に録音したテープがまだ家に残ってるよ」

MOBY「そういえば、コータローさんのご実家は目白の喫茶店ですよね」

古市「そう。実は、王貞治さんのお兄さんの家が僕の実家の近所で、まだ喫茶店を始める前だったんだけど、王さんとしょっちゅうお会いしてましたね。僕の家に上がってもらったこともあるんですよ」

MOBY「まじっすか(笑)」

古市「学校から帰ってきたらサインボールが置いてあったり。ある日グローブにサインをもらったんだけど、その時に渡した新品の油性ペンが、ワンちゃんの筆圧で一発で先端がブッ潰れたんですよ(笑)」

MOBY「なんという力(笑)」

古市「そんな感じだったんだけど、ジャイアンツ強すぎるし人気もありすぎるから、少しずつ嫌になってきてね。75、76年かな。そんな時に新聞を見ると、いつもヤクルトは6位でね。そういうのを見てると、だんだんこのチームってナチュラルに格好いいなって思えてきてね。そこからですよ。ヤクルトが好きになったのは。あと信濃町とか千駄ヶ谷とか、そんな街にある球場って格好いいしね。場所もよかったよね」

MOBY「いつかコータローさんに聞いてみたかったんですけど、僕の中ではヤクルト・スワローズ=Mod説というのがありまして」

古市「ヤクルト=Mod説っていうのは昔からありましたよ」(※)

MOBY「やっぱり(笑)。文系著名人もこぞって昔からスワローズを愛してましたから」

古市「ムーンライダーズの(鈴木)慶一さんも(白井)良明さんも、当時ご一緒した新宿パワーステーションでのライブのMCはヤクルト・スワローズの話ばかりでしたから(笑)」

MOBY:へえ(笑)。やっぱり日本唯一のMod球団はヤクルト・スワローズですね」

古市「それは間違いないでしょう。ヤクルト・スワローズと神宮球場っていう組み合わせね。それ自体がモッズなんでしょうね」

※Mod(モッズ)=1950年代後半からロンドンの若い労働者層に流行したファッション、音楽のスタイル

THE COLLECTORS(ザ・コレクターズ)
1986年初頭、THE WHOやPINK FLOYDといったブリティッシュ・ビート・ロックやブリティッシュ・サイケ・ロックに影響を受けた加藤ひさし(Vo.)と古市コータロー(G.)が中心となって結成。翌87年11月にアルバム『僕はコレクター』でメジャーデビュー。2017年になり、サポートとして参加していたドラマー、古沢“cozi”岳之がメンバーとして正式加入。新生ザ・コレクターズとしてメジャー・デビュー30周年を迎え、2017年3月1日に日本武道館公演を開催した。2018年1月より、12か月連続のマンスリーライブを渋谷クラブクアトロで開催中で全公演チケットは即日完売。11月7日には23枚目となるアルバム『YOUNG MAN ROCK』が発売された。初のドキュメンタリー映画『THE COLLECTORS~さらば青春の新宿JAM~』が11/23から新宿ピカデリーほかにて公開される。2019年1月より久々の全国ツアー『THE COLLECTORS TOUR 2019 “YOUNG MAN ROCK”』の開催も決定している。

オフィシャルサイト(http://thecollectors.jp/
映画情報(http://thecollectors-film.com/
ライブ情報(http://www.vintage-rock.com/

(福嶋剛 / Tsuyoshi Fukushima)

人気記事ランキング

  • 「Full-Count」×「teams LEAGUE」
  • 「NO BASEBALL, NO LIFE.」 ×「Full-Count」