元楽天AJが語る大谷翔平への期待 継続と唯一無二の存在感が一流への道
トミー・ジョン手術明けのパフォーマンスが大切
楽天時代ともにプレーした田中将大と大谷の比較についても、ジョーンズ氏の基本的な姿勢は変わらない。
「難しい質問です。比較はできないですよ。タナカの方が日本で継続的に結果を残しました。メジャーに来てからも、投げ過ぎの影響からか、さまざまな故障をしていますがいいピッチングをしています。今はタナカの方がいいと思いますね。オオタニより長い期間、メジャーで投げていますから。将来、オオタニが、タナカがメジャーで残した実績と同じくらいのレベルになるといいですね」
2013年、田中は日本で24勝0敗というすさまじい成績を残して海を渡り、ヤンキースで5年連続2桁勝利を挙げているが、大谷の将来はまだまだこれからだという。
だからこそ、ジョーンズ氏は右肘の靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を行った後の大谷に注目している。
「トミー・ジョン手術後にも継続的に高いレベルでパフォーマンスができるのかが大切です。どうなるかを見守りたいですね。いまでも速球派の彼が、これからそのレベルをどんどん上げたら、タフな投手になりますよ」
19歳からMLBで活躍し、MLBで17年間、NPBで2年間、トップレベルの力を維持し続けてきたジョーンズ氏は、大谷が息の長い活躍をしてくれることを願っている。
(Full-Count編集部)