2年連続日本一、12球団で最も景気いい鷹の契約更改 今季の大幅アップ候補は…

ソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】

昨年は大幅増続出で1億円プレーヤーが17人、4億円超が8人に

 2年連続で日本一に輝いたソフトバンクホークス。ペナントレースでは西武の後塵を拝して2位に終わったものの、クライマックスシリーズで西武を破り、過去に何度も悔しさを味合わされてきた“下克上”を初めて達成した。広島との日本シリーズでも接戦に次ぐ接戦を、勝負強さを発揮して制し、2年連続の頂点に立った。

 15日まで行われていた「2018日米野球」も幕を閉じ、プロ野球界もいよいよ本格的なオフシーズンの到来となる。FA補強などで加熱するオフだが、例年注目を集めるのが、ソフトバンクの契約更改。既に若手の交渉は秋季キャンプ地で行われており、主力選手の契約更改交渉は例年12月に入ってから本格化していく。

 昨季はリーグ優勝、そして日本一に輝き、バラ色のオフを迎えたソフトバンク。契約更改では軒並みアップが続き、出るわ出るわの大幅増の連続。終わってみれば、1億円プレーヤーが17人に、4億円プレーヤーが8人にと、桁違いの数字がそこには並んだ。

 12球団で選手平均年俸はダントツのトップ。ここ5年でリーグ優勝3回、日本一4回。他球団を遥かに凌駕する成績を収め、さらには球団の売上高は300億円に迫るとも言われる。圧倒的な収益を誇るだけに、破格の待遇も頷ける。今オフは本多雄一が現役を引退、摂津正、五十嵐亮太のベテラン2人が構想外となって退団となり、1億円プレーヤーは14人に減少。とはいえ、2年連続での日本一ということで、今季も景気のいい声が聞こえてきそうだ。

 主砲の柳田悠岐が3年契約の1年目など、主力選手の多くは複数年契約を結んでいるものの、今季は、それほど年俸の高くない選手の活躍も目立ったシーズン。そういった選手たちの笑顔が、今オフは見られそうなのだ。そこで、今オフの契約更改で大幅アップを勝ち取りそうな選手たちを見ていこう。(金額はすべて推定)

甲斐は今季4000万円、上林は3500万円だった

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