2年連続日本一、ホークスの強さは“守備力”にあり! 誰が守っても変わらぬレベル

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

昨季はチーム最少失策数「38」を記録、堅実な守備がホークスの強さの要因

 2年連続日本一に輝いた2018年のソフトバンク。12球団最多の202本塁打を放った強力な打線に目が行きがちだが、打線は“水物”。ここ5年間で4度の日本一となった常勝軍団の強さを支えるのは“守り勝つ力”にある。リーグ優勝、そして日本一に輝いた昨季は1991年の西武に並ぶチーム最少失策数「38」を記録。そして、今季もパ・リーグの守備率1位だった。

【2018年のパ・リーグチーム守備成績】
1ソフトバンク
5399守備機会57失策 守備率.989

2オリックス
5449守備機会63失策数 守備率.988

3楽天
5365守備機会71失策数 守備率.987

4ロッテ
5535守備機会74失策数 守備率.987

5日本ハム
5489守備機会77失策数 守備率.986

6西武
5538守備機会87失策数 守備率.984

 ソフトバンクの失策数は昨年より19増えたが、それでもリーグ1位。最下位の西武とは失策数で30個の差がある。ちなみにセ・リーグの守備率1位は.991の中日だった。

 ソフトバンクは、これで2015年から4シーズン連続でチーム守備率1位。この間のリーグ順位は1位、2位、1位、2位。この堅実な守備が、ソフトバンクの強さの一因であるのは間違いないだろう。

 パ・リーグの内外野、投手捕手別の守備成績を見ると、ソフトバンクの守備の強みが見えてくる。人数はそのポジションを守った選手数。

【内野手】
1ソフトバンク/29人
3074守備機会34失策 守備率.98894

2オリックス/27人
3127守備機会37失策 守備率.9882

3ロッテ/21人
3312守備機会45失策 守備率.986

6日ハム/23人
3251守備機会50失策 守備率.98462

4西武/17人
3317守備機会52失策 守備率.984

5楽天/27人
2957守備機会50失策 守備率.9831

【外野手】
1ソフトバンク/14人
800守備機会8失策 守備率.990

2楽天/12人
880守備機会10失策 守備率.989

3日ハム/13人
883守備機会11失策 守備率.988

4ロッテ/15人
865守備機会11失策 守備率.987

5オリックス/14人
880守備機会12失策 守備率.986

6西武/9人
860守備機会13失策 守備率.985

守備のうまい選手が何人かいるのではなく、内野守備のレベルそのものが高いホークス

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY