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浅村、炭谷、丸はどうなる? 過去のFA移籍48打者から見る移籍後の難しさ

NPBのフリーエージェント(FA)制度は1993年に始まった。一定の年数を所属球団の1軍でプレーした選手は、自由にNPB球団と契約交渉ができるという制度だ。その後何度か制度は改定され、現在は高卒選手は8年、大卒社会人選手は7年に相当する日数、出場選手登録をされると国内FA権を取得できる。海外FA権は一律で9年での取得と定められている。

去就に注目が集まる浅村栄斗・丸佳浩・炭谷銀仁朗(左から)【写真:荒川祐史】
去就に注目が集まる浅村栄斗・丸佳浩・炭谷銀仁朗(左から)【写真:荒川祐史】

FA移籍後に最も安打を放ったのは広島から阪神へ移った金本知憲

 NPBのフリーエージェント(FA)制度は1993年に始まった。一定の年数を所属球団の1軍でプレーした選手は、自由にNPB球団と契約交渉ができるという制度だ。その後何度か制度は改定され、現在は高卒選手は8年、大卒社会人選手は7年に相当する日数、出場選手登録をされると国内FA権を取得できる。海外FA権は一律で9年での取得と定められている。

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 今オフは西武の浅村、炭谷、オリックスの西、広島の丸の去就が注目されているが、これまで、FA権を行使して他のNPB球団に移籍した打者はどれほどの活躍を見せたのか。打者の通算安打数ランキングを見てみよう。年は移籍年。安打数はFA移籍先での記録だけ。※は2018年の現役。

2002年 金本知憲(広島→阪神)1360安打
2004年 稲葉篤紀(ヤクルト→日本ハム)1195安打
2001年 谷繁元信(横浜→中日)1106安打
2010年 内川聖一(横浜→ソフトバンク)1098安打※
2007年 和田一浩(西武→中日)1018安打
1993年 駒田徳広(巨人→横浜)979安打
2007年 新井貴浩(広島→阪神)892安打※
2011年 村田修一(横浜→巨人)765安打
2006年 小笠原道大(日本ハム→巨人)745安打
1996年 清原和博(西武→巨人)720安打
2006年 小久保裕紀(巨人→ソフトバンク)658安打
2003年 村松有人(ソフトバンク→オリックス)550安打
2004年 大村直之(近鉄→ソフトバンク)527安打
2008年 相川亮二(横浜→ヤクルト)490安打
1999年 江藤智(広島→巨人)465安打
1993年 落合博満(中日→巨人)362安打
1994年 広沢克己(ヤクルト→巨人)296安打
2014年 小谷野栄一(日本ハム→オリックス)276安打※
1993年 松永浩美(阪神→ダイエー)274安打
2014年 大引啓次(日本ハム→ヤクルト)262安打※
2016年 糸井嘉男(オリックス→阪神)253安打※
2001年 片岡篤史(日本ハム→阪神)241安打
2015年 今江年晶(ロッテ→楽天)237安打※
2010年 藤井彰人(楽天→阪神)225安打
2012年 平野恵一(阪神→オリックス)217安打
2011年 サブロー(巨人→ロッテ)214安打
2013年 片岡治大(西武→巨人)211安打
2010年 細川亨(西武→ソフトバンク)196安打※
1993年 石嶺和彦(オリックス→阪神)194安打
2008年 中村紀洋(中日→楽天)184安打
2016年 陽岱鋼(日本ハム→巨人)149安打※
2013年 鶴岡慎也(日本ハム→ソフトバンク)127安打※
2011年 鶴岡一成(巨人→DeNA)108安打
2018年 大和(阪神→DeNA)96安打※
2018年 大野奨太(日本ハム→中日)34安打※
2010年 森本稀哲(日本ハム→横浜)74安打
2009年 藤本敦士(阪神→ヤクルト)69安打
2018年 鶴岡慎也(ソフトバンク→日本ハム)58安打※ 注2度目のFA移籍
2013年 山崎勝巳(ソフトバンク→オリックス)47安打
2013年 小笠原道大(巨人→中日)40安打 注2度目のFA移籍
2015年 脇谷亮太(西武→巨人)33安打※
2009年 橋本将(ロッテ→横浜)33安打
2011年 小池正晃(中日→DeNA)31安打
2012年 日高剛(オリックス→阪神)28安打
1994年 石毛宏典(西武→ダイエー)27安打
2015年 木村昇吾(広島→西武)22安打
2014年 金城龍彦(DeNA→巨人)21安打
1994年 金村義明(近鉄→中日)21安打
2008年 野口寿浩(阪神→横浜)8安打
1996年 田村藤夫(ロッテ→ダイエー)6安打

 最も成功したFA打者は金本知憲だ。広島で1179安打を打って阪神に移籍し、さらに1360安打を記録した。本塁打も広島で244本、阪神で232本放っており、最も移籍後にも結果を残した選手だ。侍ジャパンで監督を務めている稲葉篤紀は、2006年に日本ハムに移籍。FA移籍選手ながら日本ハムのリーダー的な選手として信頼を集めた。

 移籍元と移籍先でともに1000本安打を記録したのは金本と谷繁元信。横浜で1002安打、中日で1106安打。2001年の谷繁の移籍以降、中日は4回リーグ優勝。守備の要としての功績も非常に大きかった。FA移籍先で1000本安打を打ったのは5人だが、現役では内川聖一がいる。内川は横浜とソフトバンクでそれぞれ首位打者と最多安打を1回ずつ記録している。

 逆に、移籍前と同じかそれ以上の活躍を期待されながら、成績が振るわなかった例も数多い。FA移籍をする選手は30歳前後。成績的にもピークを迎えている選手が多く、そこからもうひと働きできる選手は意外に多くない。今季FA宣言をした丸佳浩は来季30歳、浅村栄斗は28歳、炭谷は31歳。仮に移籍を決断した場合、そこからどれほどの活躍をできるだろうか。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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