巨人マシソンの告白 昨オフ「ブルージェイズと契約直前」も、“日本愛”で残留

巨人移籍前はフィリーズに在籍していたスコット・マシソン【写真:Getty Images】
巨人移籍前はフィリーズに在籍していたスコット・マシソン【写真:Getty Images】

母国カナダメディアのインタビューに応じる、8月左膝手術から復活へ「もう1年良いシーズンを」

 2019年で来日8年目となる巨人のスコット・マシソン投手。8月に痛めていた左膝のクリーニング手術を受けた今季は34試合登板、0勝3敗8セーブ、14ホールド、防御率2.97にとどまったが、NPB通算7年間で393試合登板、25勝27敗53セーブ166ホールド、防御率2.36と優良助っ人ぶりを見せている。

 現在は米フロリダ州の自宅に戻り、来年2月の春季キャンプへ向けて左膝のリハビリに励んでいる剛腕。母国のカナダメディア「デイリーハイブ・バンクーバー」が「バンクーバー生まれの大リーグ投手(スコット・マシソン)は日本で伝説となった」との見出しでインタビュー記事と約36分のインタビュー映像を公開。その中で、マシソンは昨オフの“裏話”を明かしている。

 1年契約が切れた17年オフ。マシソンは18年も巨人に残留するか、メジャー復帰するかで頭を悩ませていた。結果としては粘り強い交渉をした巨人残留を決めたが、実は母国カナダのメジャー球団との交渉が大詰めだったという。インタビューで、こう明かしている。

「MLBに復帰できるオファーも受けました。実は1年前にブルージェイズと契約直前までいったのですが、巨人が2年契約をオファーしてくれました」

 巨人残留へ心を突き動かしたのは、日本でプレーすることへの愛着だった。160キロ超の剛速球を武器とするが、右肘は故障がち。12年の来日前までに3度のメスを入れていた。次はいつ悲鳴を上げるのか――。11年に所属したフィリーズでは登板毎に右肘の状態を聞かれたというが、巨人は違ったという。

日本で成功した要因「彼らは僕に何ができるかを知りたがった」

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