「パ・リーグとして…」パ6球団のチア集結、ダンスフェスで見えた絆と未来
1月5日に4年目となった「パ・リーグ ダンスフェスティバル」が開催
去る1月5日、オリックス劇場にて「パ・リーグ ダンスフェスティバル 2018-2019」が開催された。パ・リーグ6球団のチアリーディングチーム、パフォーマンスチーム、ダンス&ヴォーカルユニットのメンバーが一同に会し、個性あふれるパフォーマンスを披露。新春を彩る年に一度の舞台に、全国各地から1500人を超えるファンが詰めかけた。
パ・リーグダンスフェスティバル(以下、ダンスフェス)は2016年1月に初開催。多くのファンからの支持を得て、今年で4年連続での開催となった。各チームから選抜されたメンバーだけが立てるこの舞台について、日本ハムでチア運営を担当する尾暮沙織氏は「メンバーにとっての目標の場になりつつある」と話す。
その言葉が示すように、各チームで選ばれたメンバーがこの日のために一丸となって練習を重ね、それらがひとつに結集するこの舞台は、普段チアを見慣れているファンでも圧倒されるほどクオリティが高く、ダンスフェスに懸ける一人一人の熱量が伝わってくるものであった。
「ダンスフェスは球場と違い、6球団のファンに自分たちのパフォーマンスを見てもらえる機会。bluelegendsを知らない人にも自分たちのカラーを伝えられた」と、振り返るのはbluelegends(西武)のMihoさん。普段はチームとファンを繋ぐ存在として試合前やイニング間などの限られた時間の中で活動している彼女たちだが、この日ばかりは主役となる。ステージを存分に使って思い思いのパフォーマンスを披露することができるダンスフェスは、より多くのファンに自分たちの良さを知ってもらうことができる貴重な機会であり、彼女たちのモチベーションにも繋がっているようだ。
また、今年は初めて2チームに分かれた紅白対抗戦という形式で行われ、勝敗に関わる投票は来場者だけではなく「パーソル パ・リーグTV」のライブ配信の視聴者も参加。ファイターズガール(日本ハム)の畠山茉央さんは「投票制度ができたことで、北海道で見ているファンの皆さんにも参加してもらえてうれしい」と喜んでいた。
勝敗を左右するのは、恒例となった「ダンスバトル」に加え「ジェスチャー伝言ゲーム」と「イラスト」の計3種目。彼女たちの本業であるダンスだけではなく、チームワークや表現力を試されるアトラクションが加わったことにより、イベント全体としてのエンターテインメント性が向上し、より一体感の強いステージへと進化を遂げた。