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鷹・松田×ソフト山田が特別対談(2) 第一線で活躍する両選手の“打撃論”

昨年、4年連続全試合出場を果たし、プロ13年目で初のベストナインを受賞したソフトバンクの松田宣浩内野手と、アテネ五輪で銅、北京五輪で金メダルを獲得した日立ソフトボール部の山田恵里外野手が、Full-Countでスペシャル対談を行った。松田は今年36歳になるが、チームの中心として活躍中。一方、日本代表主将として北京五輪で金メダルを獲得した山田も、12年ぶりにソフトボールが行われる東京五輪で活躍が期待される。

ソフトバンク・松田宣浩(左)と日立ソフトボール部・山田恵里【写真:篠崎有理枝】
ソフトバンク・松田宣浩(左)と日立ソフトボール部・山田恵里【写真:篠崎有理枝】

野球とソフトボール 似て非なる2つの競技のバッティングの違い

 昨年、4年連続全試合出場を果たし、プロ13年目で初のベストナインを受賞したソフトバンクの松田宣浩内野手と、アテネ五輪で銅、北京五輪で金メダルを獲得した日立ソフトボール部の山田恵里外野手が、Full-Countでスペシャル対談を行った。松田は今年36歳になるが、チームの中心として活躍中。一方、日本代表主将として北京五輪で金メダルを獲得した山田も、12年ぶりにソフトボールが行われる東京五輪で活躍が期待される。長い間、第一線で活躍している2人が、バッティング論について意見を交わした。

 野球とソフトボール。“親戚”のような存在のこの2つの競技だが、両選手は全く「別物」だと声をそろえる。

松田「野球とソフトボールって、似てるかなと思ったんですけど全く別物ですね。ピッチャーとの距離が近いから間がない。野球は間をしっかり取って打ちますが、ソフトボールは間なしバッティング。野球は足を上げるけど、足を上げている時間がないし、距離が近いから野球の1軍のピッチャーより体感的に球が速く感じる」

山田「中学3年まで野球をやっていて、高校からソフトボールを始めましたが、ライズボールを経験していなかったので、それを打つのが難しかったです。全然慣れなくて3か月は打てなかった。野球とは距離感とボールの大きさ、投げてくる軌道も違うので、タイミングの取り方が違いますね。バッティングは、野球の時より後ろに残して軸足を意識するようにしているのですが、体重の位置は何割くらいを心掛けていますか?」

松田「最初は5、5。ソフトボールもそれでいいと思うけど、前に飛ばすスポーツなんで、最後は6、4で前に乗ったほうがいい。悪い時は前に出るから、最初から8、2で構えるのはよくない。5、5で待っていて、引いて少し前に合わせるくらいがいいと思う」

山田「右バッターと左バッターで違いますよね。右は前の人が多い。左はあまり前に行かない」

松田「右バッターは振った後に1塁に行くから。左は振りながら行くから壁がない。残す意識はあったほうがいいよね。右と左は本当に違う」

松田「ど真ん中のボールがきたら、どういう風にバットを入れに行く?」

山田「私はラインに入れます」

松田「それがいい。今の野球はそれがいいよね。上からになりがちなんだけど、だめなんですよ。振った後に、振り幅が小さくなるから。ラインに入れれば、レベルで合わせるから、より奥まで振れる。叩けという人がいるけど、それじゃ時間がないから全然打てない。打率が悪かった時に考えたんだけど、ラインに入れてみたら、自然と良くて結果が出た。上から回転をかける打ち方は理想なんだけど、でも実際は回転はかからない」

山田「下から振っているような感覚が嫌で、乗せる打ち方をしたらそっちのほうがよかったんです。私も率が下がったときに考えました」

松田「しっかり膨らみがあって、真っ直ぐもスライダーもラインに入れながら飛ばす。山田哲人(ヤクルト)も坂本勇人(巨人)も、今のバッターはみんなそう。喧嘩打ちみたいに打って、打率が低いけど飛ばすバッターは、飛ぶは飛ぶんだけど、フォームを崩されやすい」

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