圧巻11Kのダルビッシュを女房役も称賛 サヨナラ負けも「ユウにとっての勝利だ」
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3勝目を逃すも、6回途中まで5安打無四球2失点11奪三振と好投
■レッズ 6-5 カブス(日本時間16日・シンシナティ)
カブスのダルビッシュ有投手が15日(日本時間16日)、敵地レッズ戦に先発し、無四球11三振を奪う好投を見せた。救援陣が追いつかれ、チームもサヨナラ負けを喫したため、3勝目はならなかったが、5回1/3を投げて5安打無四球2失点の好投。ドジャース時代の2017年8月10日(同11日)対ダイヤモンドバックス戦以来、643日ぶり通算35度目の2桁奪三振となった。
ダルビッシュは初回と4回に適時打を浴びて2点を失ったものの、三振の山を築いた。6回先頭のスアレスを三振に斬ったところで降板。16個のアウトのうち、11個を三振で奪った。勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りたが、リリーフ陣が8回に追いつかれ、3勝目を逃したダルビッシュだったが、6回途中まで投げて5安打2失点。課題とされた四球も6試合ぶりに与えなかった。大きく投球内容の改善が見られた右腕にチーム内からも安堵の声が上がった。
カブスの公式サイトは「レッズが延長戦でサヨナラ勝ちし、ダルビッシュの好投が台無しになった」とし、この試合をレポート。記事の中でジョー・マドン監督やチームメートたちのコメントも紹介している。
課題とされた制球面が改善されたことに、マドン監督は「私のアドバイスではなかったよ。全て彼自身だ。彼は今日自分が感じたことを信じて投げたんだ」とし、ダルビッシュをリードした捕手のデービスは「これを勝利だと考えるよ。カブスにとっての勝利、そしてユウにとっての勝利だ。もちろんフィールドではサヨナラ負けしたけど、彼の投球は素晴らしかった」と語っていた。
(Full-Count編集部)
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