ヤクルト12連敗の主因は? 打線は12試合91安打43得点と好調もリリーフ陣は…

NPBの連敗記録は1998年のロッテ、18連敗が最多

連敗中のイニングごとの得失点

1回 7得点5失点
2回 1得点5失点
3回 10得点13失点
4回 12得点13失点
5回 2得点15失点
6回 1得点1失点
7回 11得点10失点
8回 1得点10失点
9回 2得点8失点
10回 0得点2失点

 初回はヤクルトの方が点をとっているが、打順が3順する5回、そして8回、9回に決定的な失点をしていることがわかる。先発投手もさることながら、セットアッパー、クローザーが役割を果たしていないために、終盤で破綻しているのだ。もともと投手陣は良いとは言えないヤクルトだが、特に救援投手のテコ入れは急務だろう。

NPBの連敗記録10傑

1位 18連敗 ロッテ(1998年)
2位 16連敗 ヤクルト(1970年)
3位 15連敗 中部日本(1946年)
3位 15連敗 南海(1969年)
5位 14連敗 大洋(1955年)
5位 14連敗 日本ハム(1984年)
5位 14連敗 横浜(2008年)
8位 13連敗 広島(1999年)
8位 13連敗 西武(2015年)
8位 13連敗 巨人(2017年)

 ヤクルトはあと1つ負けると、NPB連敗ワースト10に入ってしまう。まだ前半戦であり、ペナントレースを諦めるのは早すぎる。熱心に応援するファンのためにも、ここから踏みとどまって再起を期すべきだろう。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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