13連敗中のヤクルト、マクガフ&ハフは半数に登板…助っ人2か月診断

ヤクルトのスコット・マクガフ(左)とデーブ・ハフ【写真:荒川祐史】
ヤクルトのスコット・マクガフ(左)とデーブ・ハフ【写真:荒川祐史】

ブキャナンは先発ローテの一角で5試合に先発

 プロ野球が開幕して、早くも2か月が経とうとしている。5月も終わりが近づき、セ・パ交流戦の開幕が近づいてきている。

 ここまでのセ・リーグは、広島が首位に立つ。開幕後しばらくは大不振に陥り、最下位に沈んだものの、5月に入ると完全に復調。球団としては3年ぶり3度目となる11連勝をマークし、気づけば、“定位置”の首位に戻ってきた。2位に阪神がつけ、巨人、中日が追う。ヤクルトは泥沼の13連敗を喫し、最下位DeNAとの差が詰まってきている。

 開幕からほぼ2か月が経過した現在。それぞれ、チームの浮沈を左右するチームの軸としてチームに加わっている助っ人選手たちは、どれほどの成績を残し、果たしてチームに貢献できているのだろうか。各球団の助っ人を、交流戦を前に診断してみよう。

 13連敗中のヤクルトは現在、先発でブキャナン、リリーフでマクガフとハフの2人、そして野手でバレンティンと計4選手が1軍に出場選手登録されている。

 ローテの柱の1人として期待されるブキャナンはここまで5試合で1勝1敗、防御率3.14。4月17日の阪神戦で8回2失点と好投したものの、なかなか白星に恵まれずに5月6日の阪神戦でようやく初勝利。5月に2週間超の登録抹消期間があり、ここまで1勝とやや物足りない数字となっている。

 リリーフ陣の一角として大車輪の活躍を見せているのが、マクガフとハフの2人。ここまでチームは52試合を消化しているが、その半数となる26試合に登板。マクガフが7ホールド、防御率3.41、ハフが10ホールドで防御率2.57と、勝ちパターンの一角を担う。だが、シーズン70試合を超えるペースでの登板は、やや登板過多気味か。シーズン最初の疲れが出てくる時期だけあって、不安定さが見えるようになっている。

野手でただ一人の助っ人バレンティンは打撃では上々の成績

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY