ペナントレースに大きな影響与える中止試合 昨年は「56」、今年はまだ「6」
今年はまだ「6」も…中止が多いのは7月と9月?
しかし、中止試合のダメージが圧倒的に大きいのは屋根のない球場を本拠地とする球団だ。昨年、阪神は甲子園での主催試合が12試合中止になった。広島は豪雨災害もあり、マツダスタジアムで11試合が中止になった。興行的にも日程的にも大きなダメージとなった。ポストシーズンとの兼ね合いで、阪神はダブルヘッダーの可能性も検討された。
セ・パ両リーグ別では、2017年がセ17試合パ10試合、2018年はセ38試合パ18試合。ドーム球場を本拠地とする球団が多いパの方が圧倒的に少ない。
今季、中止試合は6月7日時点で6試合。
○2019年 6試合
西武 0試合
ソフトバンク 0試合
日本ハム 0試合
オリックス 0試合
ロッテ 1試合(ZOZOマリン)
楽天 0試合
広島 0試合
ヤクルト 1試合(神宮)
巨人 1試合(ひたちなか)
DeNA 1試合(横浜)
中日 1試合(岐阜)
阪神 1(甲子園)
パ・リーグは1試合だが、セ・リーグは早くも5試合が中止になっている。
昨年は6月7日の時点で18試合が中止になっていたから、今季はかなり少ないといえるが、例年、試合中止が多いのは7月と9月だ。まだ、予断を許さない。
ペナントレースにも大きな影響を与える「中止試合」、今季はどの程度で収まるだろうか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)