約2万人を動員した「YOKOSO 桃猿」 チアが見た台湾プロ野球とパ・リーグの未来

5月11日・12日に「YOKOSO 桃猿」が台湾の桃園国際棒球場で行われた【写真:(C)PLM】
5月11日・12日に「YOKOSO 桃猿」が台湾の桃園国際棒球場で行われた【写真:(C)PLM】

高い人気を誇る「YOKOSO 桃猿」

 5月11日・12日に台湾のプロ野球リーグ中華職棒大聯盟・Lamigoモンキーズの試合イベント「YOKOSO 桃猿」が桃園国際棒球場で行われた。パシフィックリーグマーケティング株式会社(以下PLM)は昨年に引き続きリーグプロモーションを実施し、台湾の野球ファンへ向けてパ・リーグ各球場への来訪を呼びかけた。

 今回パ・リーグから台湾へと派遣されたのは、昨年に続いて2回目の参加となったクラッチ(楽天)、謎の魚(ロッテ)、ファイターズガール(日本ハム)に加え、ハニーズ、マッチくん、トッシーさん(以上ソフトバンク)、MCこなつさん(ロッテ)、Pacific League Girls(PLMのチアチーム)が新たに参加。華やかなパフォーマンスで球場を盛り上げた。

 また、先行来場者プレゼントとしてオリックスのグッズが配布されたほか、ラッキー7のジェット風船の演出では、埼玉西武とオリックスが実際のラッキー7で使用している音源をそれぞれ使用。さらにはこなつさんや各チアが日本語での場内アナウンスを担当するなど、台湾にいながらもパ・リーグ全6球団それぞれのカラー、そして日本プロ野球の雰囲気を楽しむことができる、特別な2日間となった。

 チアやマスコットによるパフォーマンスだけでなく、パ・リーグに所属する台湾出身選手を中心とした選手メッセージ動画の放映、さらには日本食の屋台など、日本のプロ野球の多様な要素がふんだんに盛り込まれた本イベントは、現地のファンも心待ちにしているという。実際、今回PLMが独自で行ったアンケート調査では、回答者のうち実に82%の観客が本イベントの開催が来場の動機になったと答えており、2日間の来場者数も約2万人。台湾プロ野球の平均観客動員数(5~6千人)を大きく上回った。

「チア目線」で感じる台湾野球の魅力

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