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DeNA2年目左腕・櫻井周斗の成長を促す圧倒的な“吸収力” 「毎日が勉強」

炎天の下、今年もまた甲子園を舞台に、高校球児たちが真剣勝負を繰り広げている。今から2年前、DeNA左腕の櫻井周斗は強豪・日大三高で最後の夏を迎えていた。激戦の西東京大会は、清宮幸太郎(日本ハム)の早稲田実業高と日大三高が優勝候補と目されていたが、準々決勝で東海大菅生高にまさかの完封負け。櫻井は「レベルがすごく高かったですし、どこが出てもおかしくない状況でした。でも、決勝にも行けず負けてしまったので不完全燃焼というか……」と言葉を濁した。

DeNA・櫻井周斗【写真:佐藤雄彦】
DeNA・櫻井周斗【写真:佐藤雄彦】

ホスト界の帝王・ROLANDの自著からも学び「野球に通ずるものも」

 今年に入り、越えられなかった時速150キロの壁も越えた。身体の土台作りと合わせて、自分の投球を冷静に見直した。プロ入り後、ファームで通用したのはスライダーだけ。「スライダーだけが突出していただけで、それ以外が低すぎた。外角低めに真っ直ぐを投げる原点能力も低かったんです」と振り返る。投球の基本に立ち返り、ストレートに磨きをかける努力を重ねた。すると、今年のゴールデンウィーク頃にストレートの質が上がり、150キロを計測。「そこから相乗効果でチェンジアップ、カットボール、ツーシームもすごく良くなって、自信を持って投げられるようになりました」と言う。

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 結果だけを求めずに積み重ねる努力は、大先輩から学んだ。34歳のベテラン、藤岡好明だ。

「いきなり150キロを出そうと投げても出ない。その前に、もっとやることがあると思う。結果だけを求めていると、それだけで終わってしまうから、もっと先につながるような取り組みをした方がいい。そうアドバイスしていただきました。僕の場合、プロで活躍して結果を出すことが目的だったら、目的を達成するために身体を作るとか、ストレートをよくするとか、過程が大事。去年は加賀(繁)さんやゴメス(後藤武敏)さんやベテランの方々のいいところを学べました」

 思いがけない場所にも、学びの材料を見つけた。今年5月に読んだホスト界の帝王・ROLANDの自著「俺か、俺以外か。ローランドという生き方」だ。

「仕事に対する考え方だとか、ホスト界の頂点に立つにはどういうプロセスをたどったのかとか、本当に面白かったです。野球という自分の仕事に通ずるものもありましたし、いろいろな職業の方にハマると思います。すごく心に響きました」

 1軍で過ごす日々は「毎日が勉強」だという。「自分が感じたことをマウンドで答え合わせしては課題が見つかったり、合っている部分を自信にしたり。ホントに楽しいですね!」。歩み始めたばかりのプロ生活。選手としても人間としても、どこまで大きく成長するのか、期待を抱かせてくれる逸材だ。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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