前田健太の救援配置転換は「ボーナスを避けるため」 米メディアが懐疑の目
記事では30先発、32先発でクリアされる計約3億円の出来高を避けるためと指摘
記事ではこの前田の契約を「マエダの契約は球界で最も好ましくないものの1つである。8年で保証されているのはたった2500万ドル(約26億7500万円)であり、可笑しいくらいインセンティブが大きい契約である」と指摘し、その契約形態から「マエダの契約は投球回と先発登板数がもととなり、先発としてが一番インセンティブを得られる」としている。
「CBSスポーツ」では、今季のここまでの前田の成績から「先発のままなら、30先発以上、170回程となっていただろう。つまり、マエダは更に200万ドル(約2億1400万円)を手にしていたことになる」と予想し「代わりに、ドジャースはまたマエダをブルペンに配置転換した」と、3年連続でのシーズン終盤での救援への配置転換に疑問を呈した。
ウリアスがブルペンに戻るまでの穴埋め、そしてポストシーズンでのリリーフ起用への準備とされているが、記事では「ウリアスは2度の先発登板後すでにブルペンに戻っているし、前田のロングリリーフも10月に求められている役割ではなく、そのどちらも説明になっていない」と言及。そして「ドジャースがマエダを9月にロングリリーフとして起用するのであれば、30先発登板によるボーナスを支払うのを避ける以外、ローテーションから外す理由は何だろうか?」と、インセンティブが厚い契約が原因ではないか、としている。
記事では「もちろん、これらは全て偶然かもしれない」として、前田の契約が原因ではない可能性も、もちろん認めている。とはいえ、このあまりフェアとは言い難い契約の形が、こういった疑惑の目を向けられる要因であることは間違いないようだ。
(Full-Count編集部)