元近鉄トレーバー氏、“死”をも覚悟した出来事を振り返る「もう終わりだと」

「腫瘍だと聞いたときに、まず思ったのが『もう終わりだ』ということ」

 もう仕事に復帰できないと不安になったか問われると「ええ、そうですね。それは間違いありません。腫瘍だと聞いたときに、まず思ったのが『もう終わりだ』ということでした。死んでしまうと思ったのです」と答えたトレーバー氏。幸いにも非がん性の腫瘍だとわかり、手術して2日後には退院できたという。

 その後の経過も順調に進んでおり、「私には素晴らしい家族、そして妻がいます。私たちは結婚して23年になります。私がいなくなることで喜ぶ人もいるかもしれませんが、たくさんの人が心配してくれたと思っています。そう思うと、嬉しくなりますね」と死の淵から生還した喜びを語っている。

“カネヤンキック”だけでなく、打点王を獲得し、オールスター出場やベストナイン選出を果たし、ゴールデングラブ賞も受賞するなど活躍した1991年からはもう28年の時が経ったが、あの頃のような元気を取り戻してもらいたいものだ。

(Full-Count編集部)

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