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話題の解説者・お股ニキが読む今季WSのポイント アストロズは「ちょっと依存…」

令和元年も残すところ1か月あまり。今年、“野球本”界で大きなセンセーションを巻き起こした作品に「セイバーメトリクスの落とし穴 マネー・ボールを超える野球論」がある。著者は、お股ニキ氏。野球経験は中学の部活までで、しかも先輩と喧嘩になって途中退部してしまったという。だが、著作は発売と同時に大きな話題を呼び、野球ファンのみならず、ソフトバンクの千賀滉大投手らプロも愛読書として手にしている。

アストロズのジャスティン・バーランダー写真:Getty Images】
アストロズのジャスティン・バーランダー写真:Getty Images】

ツイッターから人気沸騰、謎の解説者が「Full-Count」に登場する全3回

 令和元年も残すところ1か月あまり。今年、“野球本”界で大きなセンセーションを巻き起こした作品に「セイバーメトリクスの落とし穴 マネー・ボールを超える野球論」がある。著者は、お股ニキ氏。野球経験は中学の部活までで、しかも先輩と喧嘩になって途中退部してしまったという。だが、著作は発売と同時に大きな話題を呼び、野球ファンのみならず、ソフトバンクの千賀滉大投手らプロも愛読書として手にしている。

 そんな謎の解説者・お股氏が「Full-Count」でおなじみのラジオ番組「NO BASEBALL, NO LIFE.」にゲスト出演。MCを務める「SCOOBIE DO」のオカモト“MOBY”タクヤ氏、音楽スコアラーの久保田泰平氏らと、野球談義に花を咲かせた。大いに盛り上がった収録の一部を「Full-Count」で全3回にわたってご紹介。第2回は「2019年ワールドシリーズと“人を読む”」をお届けする。

 ◇ ◇ ◇

 ツイッターや著書を通じて、新たな野球の見方を提案するお股氏が「万能変化球」と呼ぶのが、スライダーとカッターの中間のような動きをする「スラッター」だ。打者の手元までフォーシームと同じような軌道で到達しながら、縦に変化するスライダーのような動きを見せるスラッターは、シャーザー(ナショナルズ)、バーランダー(アストロズ)ら、メジャーの一流ピッチャーが好んで使う球種でもある。そのスラッターを武器とする投手が多く集まるのが、今季ワールドシリーズ(WS)に進出したアストロズだ。

「最近色々騒がれていますが、それはそれとしても、僕、アストロズっていいチームだな、自分好みの野球をするなと思っているんです。ピッチャーなんか好きなタイプが揃っていて、大体が僕が言うところのスラッター気味、縦のカットボールや速い縦スラ的なボールを投げる。でも、それにちょっと依存じゃないですけど、画一的に多くの人が使いすぎた部分があるかな、と」

 2017年以来2度目の世界一を目指したアストロズだが、WSではナ・リーグ覇者のナショナルズに一歩及ばず。2連敗後に敵地で3連勝し、V王手を懸けたが、再び本拠地で連敗して涙を呑んだ。その一因として、お股氏はスラッターへの依存を挙げている。

 ナショナルズの優勝は「意外でしたよ」と本音を明かすが、「よくよく見るといいチーム。ソトは本でも結構褒めたんですけど、レンドンもめっちゃいいバッター」と評価。シーズン終盤は猛攻を繰り返したナショナルズ打線が、アストロズのスラッター投手陣に「逆方向への打撃で対応してきたなと思います」と分析する。特に、右打者が打球を引っ張らずに反対方向に打ち返すバッティングで突破口を開いた。

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