鷹リチャード、楽天村林、阪神片山… アジアWLで躍動中、各球団期待の星は?
西武川越は昨季オフに野手転向、中日根尾は二塁手や外野手にも挑戦中
○川越誠司(西武)
打率.361、2本塁打、14打点と打撃成績でいずれも上位に位置している川越。2015年のドラフト2位で西武に入団したが、当時は投手。昨季まで投手としてプレーしていたが、昨年の秋季教育リーグから「外野手」となった。イースタン・リーグでは打率.214だったが、成長を感じさせている。
○山野辺翔(西武)
規定打席には達していないが、ここまで打率.419、出塁率.471、2本塁打8打点と好成績を残す。2018年のドラフト3位で入団。社会人出身の即戦力ルーキーとして期待されたが、ルーキーイヤーは1軍9試合の出場にとどまった。ただ、台湾では2本塁打のほか、二塁打4本、三塁打2本と長打を量産しており、長打率が.871となっている。
○根尾昂(中日)
2018年のドラフトで4球団が競合したゴールデンルーキー。ここまで全11試合に出場して打率.300と、まずまずの打撃成績を残している。注目すべきは守備面。ウエスタン・リーグではほぼ遊撃手に専念(1試合だけ三塁手で出場)していたが、台湾では遊撃手以外に二塁手、右翼手、中堅手をこなしている。
○山下航汰(巨人)
ここまで7試合と出場試合は少ないものの、打率.360の高打率を残す。2018年の育成ドラフト1巡目で入団すると、1年目でいきなり支配下に昇格。さらに1軍デビューも果たし、12試合に出場した。外野手としてチームからの期待も高く、来季以降の出場試合の増加が期待される。
○片山雄哉(阪神)
片山も規定打席には到達していないが、ここまで打率.393、出塁率.485のハイアベレージを残している。2018年の育成ドラフト1巡目で入団し、1年目の7月に支配下契約を結んだ。ウエスタン・リーグでは打率.202に終わったものの、台湾では打撃が好調で結果を残している。