3年連続日本一の鷹が行った戦力整理 2004年ドラ1ら10選手戦力外、助っ人2人退団

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

福田秀平がFAでロッテへ、中田賢一が無償トレードで阪神へ移籍

 3年連続の日本一に輝いた2019年のソフトバンク。ペナントレースでは終盤まで首位に立っていながら、西武の猛烈な追い上げにかわされて2年連続でリーグ優勝を逃した。ただ、昨季と同様にクライマックスシリーズ で勝ち上がると、ポストシーズン10連勝で一気に日本一の座まで駆け上がった。
 
 ドラフトでは1位でJR西日本の佐藤直樹外野手を指名。2位が東海大の海野隆司捕手、3位が東北福祉大の津森宥紀投手と上位指名は即戦力の面々となった。新助っ人としてヤクルトから自由契約となったウラディミール・バレンティン外野手の加入が目前。3年ぶりのV奪還に向けた戦力整備を進めている。

 一方で福田がFA権を行使してロッテに移籍、中田が阪神へと無償トレードとなり、チームを去ることに。ミランダ、スアレスの助っ人投手2人を放出し、岡本、市川ら6選手が戦力外となった。

 ここでは今季で退団、引退となった選手の実績を振り返ってみよう。

○アリエル・ミランダ投手(自由契約)
 2018年途中にマリナーズ からソフトバンクに加入。来日1年目は8試合に投げて6勝1敗、防御率1.89をマークして日本一に貢献した。2年目の今季は不安定な投球が多かったものの、18試合に先発して7勝5敗、防御率4.19の成績。オフに来季の契約を結ばないことが発表された。

○ロベルト・スアレス投手(自由契約)
 2016年にメジャー球団との争奪戦の末にソフトバンクに加入。来日1年目は58試合に登板して2勝6敗1セーブ26ホールドと活躍し、CSでは自己最速の161キロをマークした。2017年のWBCで大会中に右肘を負傷し、トミー・ジョン手術を受けた。今季は先発に転向したが、9試合の登板で0勝4敗に終わり、自由契約となった。

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