阪神新助っ人ガンケル、データから見る投手像は? 球速は140キロ台半ば、制球武器
主な球種はストレートとスライダー、チェンジアップ
阪神が15日に契約締結を発表した前マーリンズ傘下の右腕ジョー・ガンケル投手。フロリダ州出身で27歳の右腕だが、メジャーでの登板経験はなく、3A通算で68試合に登板している。
各メディアでも報じられることがなく驚きを誘ったガンケルの獲得。この27歳の右腕はどんな投手なのか? マイナー時代のデータから紐解いてみたい。
2013年にドラフト18巡目でレッドソックスから指名を受けたガンケルは今季がプロ7年目。投球フォームは右のスリークォーター気味で、主な球種はストレートとスライダー、チェンジアップとなっている。
ストレートの球速は88マイル(約141.6キロ)から92マイル(約148キロ)とされ、それほど速くはないよう。三振奪取率を示すK/9は今季3Aで6.26でバンバン三振を取るタイプではない。
これに対し、四球を出す率を示すBB/9は3Aで1.54となっており、1試合平均1から2個程度。走者を出す頻度を示すWHIPは1.21、被打率.263。コントロールで勝負し、打たせて取るタイプであることが窺える。
2003年以来の優勝を狙う2020年の阪神。ガンケルはチームに貢献できる“助っ人”になれるだろうか。
(Full-Count編集部)