大谷翔平がMVPに輝くには? 米名物記者が目標設定「フルタイム」「10勝、20発…」

米ヤフースポーツの敏腕記者ジェフ・パッサン氏【写真:編集部】
米ヤフースポーツの敏腕記者ジェフ・パッサン氏【写真:編集部】

二刀流・大谷に求められるシーズンを通した躍動「フルタイムで彼が活躍できるのかどうか見極めたい」

 その上で、敏腕記者が大谷に求めるのはシーズンを通した活躍。そして、二刀流で個人タイトルの獲得が難しい大谷にとっては最高の栄誉となるMVP受賞への期待を込めた。

「彼はシーズンを通じて、(投打両面で)安定した働きをまだ見せていません。それは本当に困難なことです。私は依然としてフルタイムで彼が(二刀流で)活躍できるのかどうか見極めたいです。彼の才能を疑ったりしません。なぜなら、私は彼の才能に関して、もはや何の疑念も持っていないからです」

「もし10勝、防御率3.50以下、打率.280、出塁率.350、長打率.500、20本塁打、75打点。これらすべてを同じ年に達成して、それほどの活躍を投打両面で見せることができたら、それは正直MVPクラスの成績です」

 昨季はレッズのロレンゼンが「救援&外野」の新たな二刀流として球界を沸かせた。それでも、大谷には“第一人者”としての活躍を期待している。

「彼が復帰して、我々がこれまでに見た中で最高の二刀流選手になってくれるといいですね。なぜなら、明らかに彼には才能があります。どれだけ優れた打者なのか、我々は知っています。日本での活躍、そしてここで彼が見せたパフォーマンスを考慮すると、どれだけ素晴らしい投手になれるかも我々は分かっています」

 18年にベーブ・ルース以来の二刀流としてメジャーに新風を吹かせた25歳。二刀流復活がかかる今季も全米注目の1年となりそうだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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