メジャー挑戦目指し亡命した鷹コラス 背景にあるキューバと米国の複雑な国際関係

2018年にMLBとキューバ野球連盟が移籍に関する合意を取りまとめたが、トランプ大統領によって撤回

 これによって、キューバ出身の選手がNPBで活躍するようになる。2019年のキューバ出身のNPB外国人選手。

オネルキ・ガルシア(阪神)
アリエル・マルティネス(中日、育成)
ライデル・マルティネス(中日)
ダヤン・ビシエド(中日)
ジュリスベル・グラシアル(ソフトバンク)
オスカー・コラス(ソフトバンク)
アルフレド・デスパイネ(ソフトバンク)
リバン・モイネロ(ソフトバンク)
アリエル・ミランダ(ソフトバンク)
レオネス・マーティン(ロッテ)

 このうちガルシア、ビシエド、マーティン、ミランダはアメリカに亡命したのちにNPBに移籍した選手だが、他はキューバから限定的に移籍している。キューバナショナルチームにも所属している選手は国際試合があるときは、NPBの試合を欠場して駆けつけている。

 2018年12月にMLB機構とキューバ野球連盟は、キューバ人の移籍に関する歴史的合意をとりまとめた。これによって、キューバの野球選手は亡命することなくMLBに移籍でき、またキューバ国内リーグに復帰することも可能となるはずだった。

 しかし、2019年4月、トランプ大統領がこの協定の撤回を発表。キューバの選手は依然として亡命しなければMLBでプレーできないこととなった。20歳のコラスがアメリカに亡命した背景には、アメリカとキューバの複雑な国際関係が存在していたのだ。

 なお、コラスはソフトバンクの契約保留者名簿に記載されており、ルール上はMLBといえども、他球団とは契約できない。今後、どのように展開となるのか、気になるところだ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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