「ボロボロになって潰れてもいい」 オリT-岡田が明かす復活の鍵とイチロー氏の言葉
自主トレ中にはイチロー氏と再会「相変わらずのイチローさんでしたよ(笑)」
昨年オフには3年契約を結び直し“生涯オリックス”を誓った。成績が出ない中で球団からの異例となる提案に「感謝しかない。素直に嬉しかった。それ以上に何とか恩返ししたい。2年続けてたいした成績残してないのに。自分のケツを叩かれたという思いある。このチームのためにボロボロになるまでやりたい」と、強い決意を持ち2020年シーズンに向け歩みを進めていく。
自主トレ中には嬉しい出会いもあった。昨年限りで現役を引退したイチロー氏と再会。これまで何度も自主トレを共にしてきた“大先輩”からかけてもらった言葉が頭の中にずっと残っている。
「引退されてから会えてなかったので。挨拶だけでもと思っていたら本当に会えた。相変わらずのイチローさんでしたよ(笑)。プエルトリコに行ってることも知ってくださってた。少しでも気にかけてくれたことが嬉しかった。『今年は期待しているよ』と……。嬉しかったですね」
オリックスは1996年を最後にリーグ優勝はなく、現在12球団で一番優勝から遠ざかっているチームとなっている。山岡泰輔、山本由伸、吉田正尚ら若手台頭も目立つが、チーム、そしてファンはT-岡田の豪快なアーチを心待ちにしている。
「まだまだ若いものには負けたくない。個人的には全試合出場が目標。ここまで、僕の事を必要だと言ってくれた球団、ファンのためにもこの1年で体がボロボロになって潰れてもいいぐらいやっていきたい」
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)