“潔白”主張のアストロズ前GM、実はサイン盗みに“関与”!? 「選手主導に疑い」

「ルーノー氏とアストロズの分析チームが関わっていたことを示す」

「ブリーチャーレポート」は「ダイヤモンド記者によると、(当時GMだった)ルーノー氏は2016年に球団のインターンから、相手捕手のサインを解読できるエクセルのアプリケーションの提案を受けた。コードブレーカーという名のプログラムは、アストロズの職員の中で『ダーク・アーツ』と呼ばれていた」と紹介。さらに「マンフレッド・コミッショナーはサイン盗みスキャンダルが『選手主導』だったと報告書に記したが、ダイヤモンド記者の記事は、そのことに疑いを生じさせ、ルーノー氏とアストロズの分析チームが関わっていたことを示す」と続けている。

 では、この「コードブレーカー」はどのような形で使われていたのか。

「ダイヤモンド記者によると、コードブレーカーは、誰かが試合を観ながら捕手のサインと投げられた球種をスプレッドシートに入力し、アルゴリズムがサインと球種の相関性を分析する。それが後に、職員がダグアウトの裏でごみ箱を叩いて打者に球種を知らせることに発展した。ダイヤモンド記者によると、コードブレーカーは敵地でも使用された」

「コードブレーカー」は大問題となったサイン盗みで大きな役割を果たし、しかも本拠地だけでなく敵地でも使用されていたというのだ。記事では、当時インターンだったデレク・ビゴア氏が現在、チームオペレーションズ部門のシニアマネージャーになっていることにも言及している。ルーノー前GMが、サイン盗みのために「コードブレーカー」を導入していたとなれば、声明には大きな疑問が生じ、新たな問題に発展する可能性もあるだけに、米メディアも疑いの目を向けている。

(Full-Count編集部)

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