阪神は助っ人8選手をどう使うべきか カギを握るのは日本人救援投手の活躍!?
「サンズが長打を打てそうなら、マルテを外すのも一つの手」
「ブルペンは(藤川)球児が一番後ろで、岩崎がいて、そこに助っ人が入って7~9回(を任せる)となりますが……未知数ではありますよね。助っ人がダメだったときにカバーできる日本人がいればいいですけど。ドリスもなんだかんだでかなりのセーブ数を残しました。1度に2枚も抜けるのは痛い。
桑原(謙太朗)は昨年は故障だったので、復活してくれれば。彼の投げる球は特殊なタイプで、横曲がりのサイドスローのピッチャーが投げるような大きいスライダーも投げますし、小さい速いカットボールに近いスライダーもある。第一に真っ直ぐが“ぐちゃぐちゃ”。だから怪我さえ治れば戦力になります。シュートもえげつないですし、投げられる状態でさえいてくれれば計算していいと思います。ただ、ジョンソンくらい抑えられるかといったらまた別の話になってきます。ジョンソン一人の穴を束になって埋めようということであれば、疲れている選手を抹消したりして、それを繰り返しながらやっていけば穴を埋められるメンバーはいるでしょう。
そう考えると、外国人で後ろのピッチャーは1人は入れておかないとけないでしょうし、先発でガルシアも入るので、やはり助っ人野手3人の同時起用は考えづらい。マルテとボーアになるのか……。サンズが長打を打てそうなら、マルテを外すのも一つの手ではないかと思います」
ブルペンが安定しなければ、救援だけで助っ人2投手を登録するという時期もあるかもしれない。そうなれば、野手で使える枠がさらに減る可能性もある。課題の攻撃力を上げるために、日本人救援投手の活躍も鍵となりそうだ。
(Full-Count編集部)