DeNA濱矢&笠井の爆笑トーク メキシコ・豪州ウインターリーグあるある話【前編】
メキシコは球場によってマウンドに大差「『何じゃこれ?』っていう傾斜も」
――実際に上がったマウンドの感触はいかがでしたか。
濱矢「マウンドは何か所かで上がりましたけど、それぞれの球場で全然違いましたね。めちゃくちゃ固かったり、めちゃくちゃ柔らかかったり、『何じゃこれ?』っていう傾斜のところもありましたし。日本ほど整備されていないので。でも、そこはいい練習になったので良かったです」
笠井「オーストラリアも球場によってばらつきはありましたけど、意外とそんなに酷いところはなかったですね」
――ボールそのものも日本とかなり違うと聞きます。
濱矢「メキシコは思っていたよりボールの質は揃っていましたね。メーカーはローリングスで、特に投げにくさとかはなかったです。オーストラリアは?」
笠井「オーストラリアは『ブレット』っていうメーカーでした」
濱矢「ブレット!? どこのメーカー?」
笠井「分かりません……(笑)。結構、滑るボールで縫い目とかもバラバラで、慣れるのにちょっと工夫は必要でした」
濱矢「オーストラリアはやっぱり乾燥してるの?」
笠井「めっちゃしてました。本拠地だけじゃなくて、大体どこでも乾燥してましたね。湿度が低くて、あまり汗もかかなくて。気温が40度とかになるんですけど、汗かかないんですよ。蒸発しちゃって」
濱矢「じゃ、ボールはツルツルなの?」
笠井「もうツルツルです(笑)」
濱矢「ロジンとかベトベトのタイプを使ったり?」
笠井「いや、ロジンはあまりなかったです。チームにあるのが、SSK製のロジンが1つ。それを10か月くらいずっと使ってるって、全然粉が出てないんです(笑)」
濱矢「すごいな、それ(笑)。よく投げれてたな」
笠井「ほぼ布みたいなロジンで、粉が出てるのか出てないのか……。出てくるのもロジンの粉なのか土なのかも分からないくらいでした(笑)」
濱矢「僕らのチームはビーチ沿いの街にあったから乾燥することはなかったな。ビジターでは乾燥しているところもあったけど」
――メキシコでは標高が高くてボールが飛ぶ球場もあったのでは。
濱矢「そうですね。ありましたね。新しい球場に行くたびに、チームメートに球場の特徴を教えてもらっていました」