日ハム中島&石井から内野安打を奪い取る!? 「フリーRUNS」で実現した貴重な体験

“本番”開始前には中島によるバッティングフォームの確認も

 始める前に、中島がバッティングフォームの確認。「いいじゃないですか、いけるいける」と開口一番褒められ、鈴木さんは恐縮した面持ち。ミートしやすいように短くバットを持っていた磯崎さんには「ちょっと短く持ちすぎじゃない?」とアドバイス。この予定になかったバッティング練習も2人にとってかけがえのない時間に。

 磯崎さんは「(経験のある)ソフトボールよりも硬球は小さいので当たるか心配です」と開始前に話をしていたが、「トスが安定していてすごく打ちやすかったです」とにこやか。本番前に自信をつけたようだ。

 いよいよ本番。ルールは、中島があげるトスを挑戦者がバッティング。遊撃守備についた石井がその内野ゴロをさばき、一塁に送球する間に、挑戦者はセーフを奪い取るというものだ。1人5球勝負とし、磯崎さんと鈴木さんが交互に1球ずつ打席に入る。

 まずは鈴木さんから。ところが1球目は石井の守備範囲に吸い込まれるようにショートライナー! 磯崎さんの1、2球目、鈴木さんの2球目もテンポよく捌かれてしまった。「全力で走っているんですけどね……」と鈴木さん。本塁から一塁の距離27メートル43を全力疾走するのはたいそうなことだ。2人とも回を重ねるにつれ肩で息をするように。「いける? キツイでしょ?」と中島も気を使って声をかけてくれたのも、2人の励みになったようだ。そして鈴木さんの3球目。球威を殺して三塁側に転がし、セーフをもぎ取った。全力疾走した鈴木さんは「やりました!」と満面の笑み。

 4球目の前に、まだ1つもセーフを奪えない磯崎さんが、ここで石井に揺さぶりをかける。磯崎さん「石井選手~! どこが苦手ですか?」石井選手「あっち(三塁側)です!」磯崎さん「ありがとうございます!」そう答えると、石井選手は二塁側に少し守備位置を移動。“なんとかセーフを”という両選手の優しさに応えたい磯崎さんの4球目。うまく三塁側に転がし、磯崎さんは悠々と一塁到達。言わずもがな、通常であれば三塁手が処理するのでアウトなのだが、ここには石井しかいない。状況とルールを逆手に取ったうまいセーフティ内野安打だった。

“はたらいて、笑おう”のキャッチコピーを存分に満喫

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