オリ吉田正とトスバッティングを通して“会話” 貴重体験を可能にした「フリーRUNS」

吉田正にトスを上げ、トスを上げてもらいと貴重体験に2人も緊張の面持ち

 午前練習が終わり、ランチタイムに入った室内練習場に吉田正が登場。参加者2人が緊張しながらも今日の意気込みを語ると白い歯を見せた。あいさつも済んだところで、早速打撃練習へ。

 まずは参加者が吉田正へトスを上げる。憧れの選手を前にした緊張から、松田さんは初球を体すれすれに投じてしまうが、なんなく打ち返し、「ここ(真ん中あたり)で!」と笑顔で話しかけた、すると松田さんの緊張もほぐれてきたようで、初球以降は笑顔で良いトスを上げた。

 続けて松枝さんがトスを上げるも、こちらも制球が定まらず。吉田正の体より前にトスが上がることもあったが、巧みなバットさばきで全球打ち返した。緊張感からか最後まで松枝さんの制球は乱れてしまったが、トスの位置を会話で確認しながら、貴重な時間を楽しんでいる様子だった。

 吉田正が打撃練習を終えると、参加者がバッティング。まずは松田さんから。最初は詰まった打球が多かったが、慣れてくると芯で捉えるのはさすが野球経験者といったところ。その後も力強い打球を最後まで打ち返し続けた。終了後には吉田正から「ミートポイントが良くて、力はあれでしたけど捉え方はすごくうまい」とお褒めの言葉が。これに対して松田さんは、うれしそうに「筋肉付けます!」

 最後は松枝さんがトスバッティング。吉田正が「行きましょう監督!」という掛け声とともに初球を上げると、松枝“監督”も鋭い打球で応える。これには吉田正も驚いた表情を見せた。打球を打ち上げることもあったが、芯でとらえた打球は吉田正を唸らせるほど。「力強くて、そんなにクセもなくてさすが監督だな」と、オリックスの主砲に強打者の片りんを見せつけ、満足した表情で打撃練習を終えた。

試合中にファンが歌う応援歌は「ぼやーと聞こえる感じ」

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