【#今こそひとつに】元鷹・斉藤和巳氏、コロナ禍で配達員の笑顔に感じる「ふとした幸せ」

元ソフトバンクの斉藤和巳氏【写真:荒川祐史】
元ソフトバンクの斉藤和巳氏【写真:荒川祐史】

野球を好きな人が、感謝の気持ちを発信する特別連載【#今こそひとつに】でリアルな感謝の声をお届けします

 新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう今、各地では「STAY HOME」の動きが広がっている。一方で、この厳しい状況の中でも医療従事者をはじめ、社会のインフラを支える人々は、見えない敵が迫る最前線に立ち、私たちの日々の暮らしを支えてくれている。こんな状況だからこそ、身近にいる「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に対し、感謝の気持ちを抱いた瞬間があるのではないだろうか。

 Full-Countでは、野球を好きな人が、感謝の気持ちを発信する特別連載【#今こそひとつに】をスタート。リアルな感謝の声をメッセージ動画とともにお届けする。

 第3回は、沢村賞を2度獲得し、投手5冠を達成した元ソフトバンクのエース、斉藤和巳氏だ。

 ◇ ◇ ◇

 現在は野球解説者として各メディアではもちろん、自身でもYouTubeチャンネルを開設するなど、精力的に活躍の場を広げている斉藤氏。野球ファンの中には、ホークス史上最強の投手、日本球史に残る名投手に推す声も数多い。

 京都・南京都高(現・京都廣学館高)から1995年ドラフト1位でダイエー(現・ソフトバンク)に入団。怪我の多い現役生活だったが、2003年に20勝(3敗)を挙げて最多勝、防御率2.83で最優秀防御率に輝くと、2006年にはNPB史上7人目の投手5冠(最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率、最多完封)を達成。沢村賞には2003年と06年の2度輝いた。

 マウンド上では気持ちを前面に押し出した気迫あふれる姿で、ストレート、スライダー、カーブ、フォークを駆使した多彩な投球術で打者を翻弄。2008年1月に右肩手術を受け、1軍でのマウンド復帰を目指したが叶わず。惜しまれながらユニホームを脱いだ。

 解説者に活躍の場を移しても、的確でストレートなコメントが好評な斉藤氏が今、感謝の気持ちを伝えたいのは「宅配便の配達員の皆さん」だという。

「この状況の中、ふとした幸せを感じることが本当にありがたいと思っています」

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