MLB選手会長が開幕に前向き発言 減俸不満の声には「個人的な意見」と一蹴
MLB選手会長のヘッジスはMLBとの電話会議の内容について前向きに語った
新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が延期中となっているメジャーリーグ。そんな中、MLB選手会長でパドレス所属のオースティン・ヘッジス捕手が今季開催に期待を持たせたと地方紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」が報じている。
MLBの選手会長を務めるヘッジスは18日(日本時間19日)、MLBとの開幕に向けた電話会議に参加。会議では7月上旬開幕予定のシーズン82試合プランについて話し合いを重ね「ついに『こうしたらどうなるか?』ではなく、『こうしよう』というところまで来た気がする」と手応えを語っている。
一方で、現在協議中の開幕案では試合数に応じた減俸を検討中。これにレイズのブレイク・スネルやフィリーズのブライス・ハーパーらトッププレーヤーから猛反発が相次いでいる。これについてヘッジスは「少なくとも、ほとんどの選手は、前に進みたいと考えている。そうではない選手も少ないけどいることは確か。ただ、彼らは、個人的な意見を言っているだけ。我々は選手みんなのために何かを実現しようとしているのだから」と一蹴した。
ヘッジス個人の見解では「給与をある程度は犠牲にしないと、リーグが(開幕を)認めることはないと思う。いずれにしても、我々はかなり大きな給与カットを受け入れなければならないことになるだろう」と、減俸を受け入れる姿勢を見せた。
それでも開幕へ向けた前向きな進展を語ったヘッジス。記事ではその様子について「彼の声は希望に満ちたもので、彼はとてもワクワクしていた」と伝えている。
(Full-Count編集部)