記録更新は可能なのか? 巨人菅野、鷹千賀、楽天則本昂らに期待される9連続奪三振
ここ10年では阪神能見、藤浪、巨人菅野、杉内、ソフトバンク森らが7連続奪三振
21世紀以降、フォーク、スプリットやチェンジアップ、スライダーなど空振りを奪える変化球が多投されるようになって奪三振率は向上している。投手、そして打者のレベルも年々上がっており、連続奪三振記録を更新するのは容易ではなくなった。
ここ10年では7連続奪三振が出ている。2011年には阪神の能見篤史とソフトバンクの杉内俊哉、2012年には巨人に移籍した杉内俊哉、2014年には阪神の藤浪晋太郎、2015年にはソフトバンクの森唯斗、2018年には巨人の菅野智之と楽天の松井裕樹が7人連続で三振に切って取っている。
しかし、記録が近づくと、打者は何としてもバットに当てようとする。安打にできなくてもゴロを打とうとする。7連続を8、9と伸ばしていくのは容易ではない。現在、奪三振が多い投手は、ソフトバンクの千賀滉大、楽天の則本昂大、DeNAの今永昇太あたりだろうか。
コロナ明けの開幕で、こうしたパワーピッチャーたちが連続奪三振記録にチャレンジすればシーズンは盛り上がることだろう。
(広尾晃 / Koh Hiroo)