西武・辻監督悩ます“ポスト秋山”問題 本命金子は9番降格も「野球は打つだけではない」

ロッテとの練習試合の2回に死球を受けた西武・金子侑司【写真:宮脇広久】
ロッテとの練習試合の2回に死球を受けた西武・金子侑司【写真:宮脇広久】

金子はこの日2打数無安打も、「野球は打つだけではない」と指揮官

 9番に“降格”したこの日も2打数ノーヒット1死球だったが、辻監督は試合後「野球は打つだけではない。今日は金子の守りでの2つの素晴らしいプレーで、結果的に勝てたんじゃないかな」と、4回の左中間でのスライディングキャッチと6回の右中間でのジャンピングキャッチを称えた。

 今季の1番については「金子であったり、スパンジーであったり、源田であったり、そういうタイプの打者は調子によって、こういうこともありうる」と明言を避けた辻監督。今月6日の中日との練習試合では「1番・源田、2番・金子」の組み合わせも試している。

 指揮官は理想的な1番タイプとして金子に期待をかけているようだが、問題は打撃で2年越しの期待に応えられるかどうか。後ろに森、山川、中村ら強力なポイントゲッターが控えているだけに、チャンスメーカーの1番の役割は重大だ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY