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ビールを手指消毒用アルコールに再利用 DeNAが込めたファンと生産者への想い

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、約3か月も開幕が遅れたNPB。開幕後も7月10日に球場へファンを迎え入れるまで、無観客試合として実施されていた。この間、球場で提供される予定だった飲食物をいかに無駄にせず活用することができるか、各球団ともに頭を悩ませたことだろう。そんな中、DeNAが手掛けた球団オリジナル醸造ビールを再利用した手指消毒用アルコールが注目を集めている。

3000リットルの球団オリジナル醸造ビールを再利用した手指消毒用アルコール【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】
3000リットルの球団オリジナル醸造ビールを再利用した手指消毒用アルコール【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】

コロナ禍で提供できなくなった3000リットルのビールが大変身

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、約3か月も開幕が遅れたNPB。開幕後も7月10日に球場へファンを迎え入れるまで、無観客試合として実施されていた。この間、球場で提供される予定だった飲食物をいかに無駄にせず活用することができるか、各球団ともに頭を悩ませたことだろう。そんな中、DeNAが手掛けた球団オリジナル醸造ビールを再利用した手指消毒用アルコールが注目を集めている。

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 7月17日の巨人戦から本拠地・横浜スタジアムで提供された約6万回分の手指消毒用アルコール。これは元々、球場で提供される予定だった約3000リットルの球団オリジナル醸造ビール「BAYSTARS ALE」だった。ビールを消毒アルコールへ生まれ変わらせよう。そんなアイディアが生まれた背景について、球団飲食部の山岸信さんはこう語る。

「ビールを捨ててしまうのはもったいない。球場外での販売も含め、どう使うか考えた時の選択肢の1つでした。当時、全国的に消毒用アルコールが足りないという中、厚生労働省が酒造メーカーが作る高濃度エタノール製品も消毒用に利用していいとした。その時、『BAYSTARS LAGER』や『BAYSTARS WHITE』を造ってくださっている木内酒造さんがそういった取り組みをなさっていて、『BAYSTARS ALE』を造る横浜ベイブルーイングさんと相談したところ、ぜひやりましょう、という形になりました」

 発酵などの過程を経て醸造されたビールのアルコール濃度は約5パーセント。これを何度も蒸留させてアルコール濃度を高めること、およそ1週間。ビールは見事、アルコール濃度70パーセントの消毒用アルコールに生まれ変わった。

「感慨深いものはありましたね。こうやって違う形でお客様にお使いいただけることになり、うれしかったです」

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