「あいつならできそうな気も…」 阪神OB藪氏も太鼓判、新庄剛志氏のNPB復帰は?

48歳にして現役復帰に挑戦「新庄だったらできそうな気も、どこかでしている」

 1999年の巨人戦で新庄氏が敬遠球をサヨナラヒットにした話は有名だが、その他にも記憶に残るプレーは数々あった。「僕の投げた試合でも結構やってくれてるんですよ」と、藪氏は豪快に笑いながら回顧する。

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「1995年に横浜スタジアムで佐々木(主浩)さんから新庄がカーンってホームラン性の当たりを打ったんだけど、それを新庄の応援旗を持ったファンが旗で包んじゃって二塁打になっちゃった。あれも僕の試合。あと、1997年に甲子園で吉村禎章さんが打ったセンター前に落ちそうなフライを、スライディングしてキャッチするのかと思ったら、おでこに当てて二塁打にしたし(笑)。僕の後に伊藤敦規さんが投げた試合で、勝ったからよかったけど。

 他にも、甲子園で高橋由伸が打った球を、ワンホップして捕ろうとしたら、打球をスルーしちゃって二塁打にしたこともありました。あの後、なんて言うのかなって思ったら『むっちゃ高く上がりましたよ。ボールが落ちてこないんです』だって(笑)。いやいや、お前が迎えにいってスルーしたんだって」

 そんな新庄氏は現在、プロ野球での現役復帰を目標に掲げ、トレーニングに励んでいる。現在48歳。最後にNPBでプレーしてから、14年が経っている。夢のある話だと見る人もいれば、バカなことを言うと見る人もいるが……。

「新庄だったらできそうな気も、どこかでしているんですよね。アイツなら。僕もYouTubeで何度か動画を見ましたが、ボールもまだ投げられそうだし、何より足が衰えていない。問題は獲ってくれるチームがあるかどうか。48歳で復帰した野手なんていませんよね。実際可能かどうかは別として、そこまでやろうとしているのが凄い。復帰できたとしてもシーズンを通じて継続することは難しいだろうけど、見てみたいですよね」

 藪氏に強烈なインパクトを残した阪神時代のチームメートは、20数年が経った今でも変わらぬ存在であり続けているようだ。

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(佐藤直子 / Naoko Sato)

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