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広島の大苦戦の要因どこに? 3連覇の黄金期から激変した“逆転できないカープ”

昨季0.5ゲーム差でクライマックスシリーズ進出を逃し、今季は佐々岡真司新監督を迎えて捲土重来を期した広島。その広島の2020年のペナントレース前半戦においてチームがどの時期にどのような波に乗れたかを、得点と失点の移動平均を使って検証してみる。

鈴木誠の活躍が際立つ一方で、鈴木誠の前を打つ上位打線がリーグ平均以下

 次に、広島カープの各ポジションの得点力を両リーグ平均と比較し、グラフで示した。

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広島のポジション別得失点【図表:鳥越規央】
広島のポジション別得失点【図表:鳥越規央】

 グラフは野手はポジションごとのwRAA、投手はRSAA(失点率ベース)を表しており、赤ならプラスで平均より高く、青ならマイナスで平均より低いことになる。

 ライトの鈴木誠也の孤軍奮闘ぶりが目立つグラフである。ただ、4番を打つ鈴木誠の前に配置された上位打線の攻撃力はリーグ平均に比べてマイナスとなっており、得点効率が上がりにくい状況であると言えるだろう。

 開幕当初は4割近い打率を記録し、チームに大きな貢献を見せた堂林翔太は、現時点で打率3割をキープ、OPSも.876と高水準だが、セ・リーグの並居るサードの強打者と比較すると、アドバンテージは稼げていないようだ。

広島の打順別攻撃力【図表:鳥越規央】
広島の打順別攻撃力【図表:鳥越規央】

 今季の広島の代打成績は打率3割、OPS.800とリーグでも突出している。特に代打成績が目立つのは以下の選手。

會澤翼 代打率.500(10-5)
長野久義 代打率.438(16-7)
坂倉将吾 代打率.412(17-7)
大盛穂 代打率.400(15-6)

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