「レイズは悪党から世界を救った」サイン盗みア軍のPO敗退をNY紙が辛口報道
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サイン盗み発覚も説明なし、処分甘い、ほぼ謝罪なし「酷い、酷い、酷い」
アストロズは17日(日本時間18日)に行われたレイズとのリーグ優勝決定シリーズ第7戦で敗れ、2年連続のワールドシリーズ進出を逃した。3連敗から3連勝したが、あと一歩及ばずの終戦。米ニューヨーク・ポスト紙は「アストロズ敗戦は厳しい2020年におけるちょっとした正義」と辛口で伝えた。
アストロズは昨オフに組織ぐるみのサイン盗みが明らかとなり、ジェフ・ルーノウGM、AJ・ヒンチ監督を解雇。レギュラーシーズンでは29勝31敗と負け越していながらのポストシーズン進出だった。ヤンキース敗戦時など日頃から辛口で伝えているニューヨーク・ポスト紙は「アストロズ抜きのワールドシリーズを開催できることはMLBとアメリカ合衆国にとって恵み」「レイズはアストロズの悪党が最後に笑うことから世界を救った」とまで伝えた。
何がNY紙をそこまで辛口にさせているのか。同紙はサイン盗みが発覚した後に説明がなかったこと、処分が軽かったこと、アストロズの選手ほぼ全員が謝罪しなかったことを挙げ、「酷い、酷い、酷い」と感情たっぷりに伝えた。ワールドシリーズへ進出したレイズは地区シリーズでヤンキースを撃破したライバル。それでも、「2020年にようやく正しいことを得ることができた、ありがとう」と皮肉交じりに感謝した。アストロズの犯した罪は、未だに納得できていないようだ。
(Full-Count編集部)
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