パーラはシーズン途中帰国、モタら自由契約 投手陣は及第点か…助っ人診断【巨人編】

巨人のエンジェル・サンチェス(左)とヘラルド・パーラ【写真:荒川祐史】
巨人のエンジェル・サンチェス(左)とヘラルド・パーラ【写真:荒川祐史】

投手は2桁勝利なし、来季の活躍に期待

 リーグ連覇を遂げた巨人だったが、ソフトバンクに日本シリーズで敗れ、日本一奪回とはならなかった。シーズンオフに入り、各球団は本格的に来季の戦力編成に着手している。すでに来季の新助っ人が決まった球団もあり、今後は続々と発表されていくことだろう。

 では、12球団の助っ人外国人は今季、どれほどの活躍を見せたのだろうか? 各球団の助っ人たちの成績を検証し、その働きを診断していってみよう。今回は巨人編だ。

○投手
C.C.メルセデス
11試合4勝4敗0セーブ0ホールド 防御率3.10

エンジェル・サンチェス
15試合8勝4敗0セーブ0ホールド 防御率3.08

ルビー・デラロサ
35試合2勝0敗17セーブ5ホールド 防御率2.56

チアゴ・ビエイラ
27試合0勝1敗0セーブ2ホールド 防御率3.28

ナティーノ・ディプラン
2試合0勝0敗0セーブ0ホールド 防御率19.29

 大きく活躍した投手はいなかったが、先発のサンチェスは菅野と戸郷に続く、8勝をマーク。日本シリーズでも登板した。少し物足りなさがあったが、先発が固まらない巨人ローテーションにあって、8つの白星をもたらしたことは「貢献した」といえるだろう。

 左腕のメルセデスは4勝に終わったが、来季のために左肘を手術。2人は先発の中心として回ってくれることが期待される。デラロサ、ビエイラの中継ぎの2人は登録抹消もあったが、終盤にブルペンを支えた。ビエイラは日本シリーズで164キロを計測するなどスピードと威力を発揮。デラロサもクローザーとして17セーブを挙げた。

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