鷹のドラフト1位は育っているか? 今宮&東浜を輩出も、乏しい成果…
ドラ1がイマイチな一方で柳田ら2位指名選手がチームの中心に
5球団競合の末に加入した田中正義投手は故障続きでここまで1軍登板は11試合にとどまり、2017年の吉住晴斗投手は1軍登板なしのままこのオフに戦力外となり、育成契約で再契約した。加治屋以降のドラフト1位選手は総じて低評価となっている。
ドラフト1位が期待ほど育っていない現状にありながら、球界屈指の戦力層を誇るソフトバンク。千賀滉大投手や石川柊太投手、甲斐拓也捕手、周東佑京内野手ら育成選手の台頭はもちろん、ドラフト2位以下で入団した選手たちが育っているという特徴がある。
柳田悠岐外野手は2010年の2位指名で、守護神の森唯斗投手は2013年の2位、昨季ブレークした栗原陵矢捕手も2014年の2位、昨季先発として頭角を現し始めた笠谷俊介投手も2014年の4位指名だった。層が厚いこともあって、特に高卒選手が台頭してくるまでには5年程度かかっているところも特徴と言える。
最近12年のドラフト1位選手は今宮が10点、東浜が9点、武田が5点となるが、その他は軒並み点数は奮わず。12人で合計36点(満点で120点)と厳しい結果になっている。