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「爆問バッテリー」か「田中×田中」か… マー君迎えた楽天の熾烈な正捕手争い

“マー君の女房役”は譲れない──。田中将大投手の8年ぶり復帰で盛り上がる楽天だが、かつて名コンビを組んだ嶋基宏捕手は昨季からヤクルトでプレー。沖縄・金武町で行われている1軍キャンプでは、個性的な面々が熾烈な正捕手争いを繰り広げている。

昨季途中に巨人から加入の田中貴が台頭、苦労人・下妻や「京都のドカベン」石原らも虎視眈々

 太田が“爆問バッテリー”なら、昨季途中の9月30日に巨人から金銭トレードで移籍してきた田中貴也は「田中×田中バッテリー」の結成を狙う。ブルペンでは「ナイスボール!」などと一際大きな声が響き渡る元気印。楽天移籍後にプロ初打席、初安打、初本塁打をそれぞれ記録するなど1軍に居場所を築いた。「メディアの方からは名前のことをよく聞かれますが、そこは意識していません」と笑い、「田中将さんからは配球の考えを聞いてみたいですし、積極的にコミュ二ケーションを取って自分のレベルアップにつなげていきたいです」と意欲を示した。

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 下妻貴寛はプロ9年目の26歳。故障のため2018年10月にいったん育成選手となり、昨年2月に支配下登録に復帰した苦労人だ。シーズン後半には太田の故障などで、1軍で43試合の出場機会を得た。「今年は自分の力で1軍の枠を勝ち取りたい」と燃えている。

 2013年入団で田中将とは1年だけ在籍が重なったが「球を受けたことはないので、今年は絶好のチャンス」と目を輝かせている。メジャーでの投球はチェック済みで、「日本にいた時とメジャーではスタイルが全然違う。どちらを主としていくのか、バッテリーを組む時にはしっかり聞いていきたい」と語る。

 1軍キャンプにはもう1人、21歳の石原彪もいる。172センチ、96キロのガッシリとした体形で、通算42本塁打を放った京都翔英高時代には「京都のドカベン」の異名を取った。昨季は太田の故障後、ベテラン涌井のご指名を受け、9月30日以降6試合でバッテリーを組んだ。さらに1軍経験のある足立祐一、堀内謙伍らも2軍でキャンプを過ごしながらチャンスをうかがっている。

 指揮官は今後、田中将の投球を多くの捕手に受けさせる考えを示し、捕手争いについても言及。「下妻はバッティングを頑張ればすごくいい選手になる。期待はしている。あとはトータルでできないと捕手は試合に出られない」と述べた。

「常勝チームには名捕手あり」といわれる。今年の楽天投手陣は田中将をはじめ、涌井、岸、則本昂、ドラフト1位ルーキー・早川、守護神を務める松井と豪華な顔ぶれがそろった。これを生かすも殺すも捕手次第だ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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