田中将大の「全て気に入っていた。恋しくなる」 ヤ軍指揮官が“流出”を惜しむ

ブーン監督「プロとしての在り方、闘争心、性格。彼のことが恋しくなる」
ヤンキースのアーロン・ブーン監督が17日(日本時間18日)、田中将大投手の“流出”を惜しんだ。昨季で7年契約が終了し、楽天へ復帰した田中について、「全てを気に入っていた。彼のことが恋しくなる」と語った。地元放送局「YESネットワーク」が伝えている。
田中はヤンキースで2014年から日本人初の6年連続2桁勝利を挙げるなど通算78勝46敗、防御率3.74をマーク。ポストシーズンでも抜群の勝負強さを発揮した。開幕前の練習で頭部に打球が直撃した昨季は10試合登板、3勝3敗、防御率3.56にとどまったが、長年、先発ローテの柱として牽引した。この日、田中、パクストンと昨季まで先発陣を支えた両投手がスプリングトレーニングにいないことを問われた指揮官は、思いの丈を打ち明けた。
「マサが日本の球団と契約した際、テキストでやり取りをした。彼ら2人ともいなくなって寂しくなる。マサの場合、ヤンキースで非常に長く際立ったキャリアを送った。監督をさせてもらったことを非常に栄誉に思える選手の一人だ。私は彼の全てを気に入っていた。プロとしての在り方、闘争心、性格。そういう面で彼のことが恋しくなる」
剛腕コールをエースとするヤンキースはオフにレンジャーズからFAとなっていたサイ・ヤング賞2度のクルーバー、パイレーツからトレードでタイヨンらを獲得した。新シーズンのスタートを切ったが、ブーン監督にとって通算78勝右腕の“流出”はショッキングな出来事だったようだ。
(Full-Count編集部)
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