イチロー氏ら「ドラ4」の高卒外野手は“出世コース”? 飛躍が期待される西武の22歳

西武・鈴木将平(左)と栗山巧【画像:PLM】
西武・鈴木将平(左)と栗山巧【画像:PLM】

西武・鈴木は4年目の昨季46試合に出場、飛躍への足掛かりを作った

 開幕スタメンを目指し、日々アピールを続ける西武のプロ5年目・鈴木将平外野手。オープン戦は12試合に出場して打率.281。3月3日の日本ハム戦は「8番・右翼」で2安打、10日の中日戦は「1番・右翼」で3安打1打点と活躍した。ルーキーの若林楽人外野手や2年目の岸潤一郎外野手に負けじと存在感を発揮している。

 プロ4年目の昨シーズンにブレークの兆しを見せた鈴木。6月27日に初めて一軍で1番に抜てきされると、7月10日から31日まで18試合連続でリードオフマンを務めた。7月26日までは打率3割を超える数字を記録し、シュアな打撃と持ち前の脚力でチャンスメーカーとして大いに奮闘。守備でも俊足を生かした好捕を幾度となく見せ、攻守の両面でポテンシャルの高さを垣間見せている。

 昨年は8月に打率.143と打撃面で壁に直面したが、長年にわたって「1番・中堅」として活躍した秋山翔吾外野手(レッズ)が抜けたライオンズにとっても、鈴木の台頭は大きな意味を持ってきそうだ。

 ところで、西武において高卒の外野手として活躍を続けている選手といえば、球団の通算安打記録を保持している栗山巧外野手が挙げられる。また、小関竜也外野守備・走塁コーチも同じく高卒の外野手として台頭し、西武の主力として活躍した。

 今回は、鈴木にとってチームの先輩にあたる栗山、小関コーチに加え、2010年以降のパ・リーグにおいて外野手として入団し、ベストナイン受賞経験を持つ高卒の選手3名を紹介。また、ドラフト4位で入団した鈴木にちなんで、2000年以降に同部門を受賞している「ドラフト4位以上」の「高卒選手」の経歴についても振り返ってみた。

西武・栗山と小関コーチはともに4年目でブレーク

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