セ12年ぶりに勝ち越しの交流戦が終了 投打の個人成績トップは誰に?

オリックス・山本由伸(左)と阪神・中野拓夢【写真:荒川祐史】
オリックス・山本由伸(左)と阪神・中野拓夢【写真:荒川祐史】

日本ハムの伊藤大海は広島戦で好投し、勝利数と防御率でトップに

 プロ野球では16日、マツダスタジアムで広島対日本ハム戦が行われ、今季の「日本生命セ・パ交流戦」全試合が終了した。12勝5敗1分けだったオリックスが11年ぶりに優勝し、広島が最下位に。セ・リーグが49勝48敗11分けで12年ぶりに勝ち越した。

 長年にわたって苦戦を強いられてきたセ・リーグが勝ち越した今年の交流戦。優勝こそオリックスに奪われたものの、2位から阪神、DeNA、中日、ヤクルトと4球団が上位に入ってセ・リーグの意地を見せた。では、各部門での個人成績はどうなっただろう。交流戦には“タイトル”は設定されていないものの、各部門で好成績を残した選手たちを見ていこう。

【野手】
打率:ビシエド(中日).409

本塁打:オースティン(DeNA)、山田哲人、村上宗隆(ヤクルト)、岡本和真(巨人)7本

打点:レアード(ロッテ)19打点

安打:ビシエド(中日)、福田周平(オリックス)、岡島豪郎(楽天)27安打

出塁率:福田周平(オリックス).500

得点:塩見泰隆(ヤクルト)19点

盗塁:中野拓夢(阪神)8盗塁

 打者では交流戦で上位に入ったチームの選手の活躍が目立った。交流戦優勝を果たしたオリックスではリードオフマンとして定着した福田が最多安打と最高出塁率に。特に出塁率では.500という驚異的な数字を残した。

 3位だった中日はビシエドが打率と安打でトップ。3位のDeNAではオースティンが7本塁打でトップ。2つの勝ち越しに成功したヤクルトも、山田と村上がそれぞれ7本塁打を放っている。セ・リーグ首位を独走する阪神ではルーキーの中野が8盗塁で交流戦トップの数字を残した。

【投手】
防御率:浜口遥大(DeNA)、伊藤大海(日本ハム)0.90

勝利:山本由伸(オリックス)、瀧中瞭太(楽天)、秋山拓巳(阪神)、戸郷翔征(巨人)、伊藤大海(日本ハム)3勝

ホールド:清水昇(ヤクルト)9ホールド

セーブ:マクガフ(ヤクルト)9セーブ

奪三振:山本由伸(オリックス)33奪三振

 投手でもやはり交流戦上位チームの面々の活躍が目立った。交流戦を制したオリックスのエース・山本由伸が勝利数と奪三振数でトップ。最終戦の広島戦で勝ち投手となった日本ハムの伊藤、楽天の瀧中、阪神の秋山、巨人の戸郷も3勝をマークし、5人がトップに並んだ。

 防御率トップはDeNAの浜口と日本ハムの伊藤が分け合う形に。交流戦防御率1.29でこの日の広島戦に臨んだ伊藤は、6回まで1失点(自責点0)と好投し、浜口と並ぶ防御率0.90まで上昇させた。リリーフ陣ではヤクルトの清水、マクガフがそれぞれホールドとセーブでトップだった。

(Full-Count編集部)

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