8連敗→5連勝…DeNAが巨人戦に強くなったワケ 三浦監督が感じるかつてない手応え

球団史上最高タイの3位に入った交流戦から潮目が変わった

 しかし、5月下旬に始まった交流戦で球団史上最高タイの3位に入り、潮目が変わる。巨人に対しても7月4日以降は、負けなしの5勝1分け(8日現在)。三浦監督は反転攻勢の要因に、先発投手の安定を挙げる。「春先に比べると長いイニングを投げて、ゲームをつくってくれるようになりました。相乗効果も生まれていて、前日の先発投手が結果を出せば、俺も負けていられないとなる。いい意味で刺激し合う形ができつつあります」とうなずくのだ。

 前日の宮國の好投に刺激を受けた大貫の好投は、象徴的と言える。大貫自身、今季初勝利を挙げた後、5連敗を喫して2軍落ち。ところが約1か月間の調整を経て、6月27日の1軍復帰戦で白星をつかんで以降は、怒涛の5連勝で今季成績をトータル6勝5敗とした。

 チームは広島と並んで5位タイとなり、4位の中日にもわずか0.5ゲーム差と肉薄。巨人戦は今季通算5勝8敗4分となり、残り8試合ある。最終的に5分以上へ持ち込むことができるかどうか。「選手たちはいい雰囲気で戦えている。これを大事にしていきたい」と語る三浦監督は、就任以来かつてない手応えを感じている。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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