目を奪われた6秒間の“放物線” 鷹柳田&松田、ロッテ岡ら、本塁打滞空時間TOP5

ソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】

楽天・炭谷が3位、ロッテ佐藤都が5位に入った

 試合の局面をひと振りで変えることができる本塁打。打った瞬間に「これはいった」とわかる一打ももちろんいいが、滞空時間の長い本塁打も情緒があるというもの。今回は、そんな滞空時間の長い本塁打に的を絞って計測した。9月14日から11月12日までの試合でトップ5に入った一発を紹介する。

 5位はロッテの2年目・佐藤都志也捕手で、10月25日のソフトバンク戦で放った5号ソロの滞空時間は6秒05。映像をみると弾道がかなり高く上がってなかなか落ちてこない感覚がわかると思う。これこそが、6秒を超える滞空時間の打球であり、独特の間が本塁打の美しさを引き出してくれる。

 4位はソフトバンク柳田悠岐外野手が9月15日のロッテ戦でマークした26号2ランで6秒36。筆者は、過去に柳田が7秒台の滞空時間で本塁打にしたシーンもみたことがある。このような高く上がった弾道での本塁打は真骨頂の一部であり、この角度の打球がスタンドに楽々届いている間は、長く続いている全盛期が途絶えることはないと思われる。

 3位になったのは、7月に金銭トレードで巨人から楽天に移籍した炭谷銀仁朗捕手。9月19日のソフトバンク戦で放った3号ソロの滞空時間は6秒57だった。捕手ということで守備に比重を置きがちなせいか、トータルの打撃成績は決して目立つものではないが、実は知る人ぞ知る強打の持ち主である。そのことが、この一打で証明された格好だ。

1位は鷹・松田、通算300号アーチの滞空時間は6秒72だった

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