大谷翔平は「現代野球を再定義した」 目撃者たちの言葉で振り返る二刀流の功績
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日米で追随する二刀流挑戦に「やっている方としては嬉しい」
大谷は誰もできないことをやった――。希少性を称えられる一方で、未来への道標のような存在にもなった。メジャーではレッドソックスのアレックス・ベルドゥーゴ外野手が「2023年までには間違いなく二刀流に挑戦したい」と表明。日本でも、上原健太投手が「自分と向き合い覚悟を決めました。わずかな可能性だとしても、自分自身を信じて、やってやる精神でいきたいと思います」と宣言した。
当初は懐疑的だった二刀流。大谷自身も、MVP受賞時の会見で「100%歓迎されていたという雰囲気は去年に入ってからなかったので。去年そういうこともありましたけど、自分がここで頑張りたいなと思って、ここに来たので」と語った。自らマウンドとバットで確立した存在。11月に日本記者クラブで会見した際には「受け入れてくれる環境があるだけでも、やっている方としては嬉しい」と感慨深げに語った。
「何世代にも渡って語り継がれる物語」。米老舗メディア「スポーティング・ニュース」がそう表現したように、色あせることのない2021年。ただ、その物語はまだ始まったばかりだというから恐ろしい。来るべき2022年、大谷はどんな姿を見せてくれるのか。世界の視線が注がれている。
(Full-Count編集部)
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