支配下返り咲き呼んだ“足袋型スパイク” 鷹・藤井皓哉の足元支えた地元企業

ソフトバンク・藤井皓哉【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤井皓哉【写真:藤浦一都】

マウンド上に立つ藤井の足元、目を凝らすと足先が2つに割れたスパイクが…

 22日に育成から支配下登録への昇格が発表されたソフトバンクの藤井皓哉投手。2020年オフに広島を戦力外になり、四国ILの高知でのプレーを経て、今季から育成選手としてNPB復帰を果たすと、キャンプ、オープン戦と好投を続け、シーズン開幕前に支配下への切符を掴み取った。

 最速150キロを超える真っ直ぐと独特の変化を見せるスライダー、斬れ味鋭いフォークを武器にオープン戦5試合で10個の三振を奪った。支配下昇格に向けてキャンプから猛アピールを続けてきた右腕だが、その足元を地元・岡山の企業が作った珍しい“足袋型スパイク”が支えていた。

 マウンド上で右腕を振る藤井の足元。よく目を凝らしてみると、普通のスパイクと何やら形が違うことが分かる。足先が2つに割れ、足袋の形をしている。このスパイクを作ったのは岡山・倉敷市にある「岡本製甲株式会社」。ゴルフシューズ生産会社として創業し、約60年の歴史を持つ同社が開発した足袋型シューズ「Lafeet(ラフィート)」をスパイクにしたものだ。

四国ILの高知からソフトバンクへの加入が決まっていた12月にあった偶然

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