大谷翔平には「独自のやり方がある」 OP戦登板回避に滲むマドン監督の信頼
開幕戦の投球数は90球前後か「開幕から緩やかに」
今後はライブBPなど実戦投球を行って本番に備える考えだ。メジャー初の開幕投手は「光栄なこと」と喜ぶが、シーズンは162試合と長丁場だ。仮にこの日登板していれば中4日、中4日と厳しい登板期間での調整を強いられる。大谷は「疲労が溜まった状態で開幕を迎えないといけない。実戦の感覚を養いながら、その中で、ベストな状態で上がれるようにプランを立てたつもりでいます」と語った。
昨季も登板前後の試合出場をマドン監督から任され、その中で9勝&46本塁打をマーク。指揮官は開幕戦で期待する投球数は90球とし、改めて二刀流男への信頼を口にした。
「ショウヘイには独自のやり方がある。球界全体を見ても、彼と同じことをする選手はいない。(二刀流の調整に)決められたやり方はない。前にも話したことだが、彼の意見を聞いて進めていく。そうすることで、昨年はうまく進められた。同じようにやっていく」
昨年のオープン戦1試合最長は2回2/3で最多投球は63球だった。一方、打者でも15試合35打席。投打ともに少ないオープン戦の出場機会で調整し、実戦練習で「場数」を補ってきた。「やりやすいようにやらせてもらっている。しっかりと自分で調整したい」。大谷の新たな調整法が今後の二刀流選手の道となっていく。
(Full-Count編集部)