37打席連続ノーヒットも代役は不在…専門家が断言、楽天と西川遥輝は“一心同体”

楽天・西川遥輝【写真:荒川祐史】
楽天・西川遥輝【写真:荒川祐史】

今季初めてスタメンを外れ37打席連続ノーヒット

■楽天 6ー5 DeNA(交流戦・5日・横浜)

 楽天は5日、敵地・横浜スタジアムでDeNAと戦い、6-5で劇的な勝利を収めた。1点ビハインドの9回に浅村が逆転9号2ラン。チームの連敗は3で止まったが、不安要素も。これまで全試合スタメン出場を続けていた2選手がそろって先発を外れていた。移籍1年目の西川遥輝外野手と、不動の4番だった島内宏明外野手である。島内は前日4日の同カードで、右翼守備で飛球を好捕した際にフェンスに激突していた。

 特に心配なのは、打撃不振が深刻な西川の方だろう。この日は8回1死一塁の場面に代打で出場したが、DeNA5番手・エスコバーの158キロの速球の前に空振り三振に倒れ、37打席連続ノーヒットとなった。前日まで全53試合にスタメン出場(1番で50試合、2番で3試合)。3・4月は打率.333(84打数28安打)と好調で盗塁も量産していたが、5月以降は打率.142(113打数16安打)と急ブレーキがかかった。

「ここまで、西川の個人成績と楽天のチーム成績は完全にリンクしている」と指摘するのは、現役時代にヤクルト、日本ハムなど4球団で捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏。確かに楽天は西川と歩調を合わせるかのように、3・4月は16勝6敗1分(勝率.727)の快進撃で、4月16日から5月29日まで首位の座をキープ。5月10日には2位に今季最大の4.5ゲーム差をつけていた。ところが5月以降は失速し、6月6日現在、15勝16敗(勝率.484)だ。

3位オリ、4位西武にも勢い「パ・リーグの優勝争いはまだまだ予断を許さない」

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